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2021年7月1日【社会インフラ】

電脳交通、電話配車による事前確定運賃サービス機能を提供

NEXT MOBILITY編集部

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電脳交通は7月1日、日本初の「電話配車による事前確定運賃サービス機能」を、全国のタクシー事業者へ提供開始したと発表した。

 

全国に先駆けて、広島県の協同組合タクシーセンターでの導入が決定し、8月以降に運行開始を予定している。

 

 

 

 

社会を支える重要なインフラであるタクシー業界は、IT化の遅れや、就労者の平均年齢約60歳という高齢化など、さまざまな課題を抱えている。また利用者の高齢化も同様に進んでいることから、ごく一部の都市部を除き、地方では電話での配車リクエストによるタクシー利用が約75%を占めているという。

 

事前確定運賃は国土交通省が2019年から認可した新しい料金体系で、乗車前に運賃とルートが決まるため、タクシー乗車時の不安要素である「到着まで金額がわからない」「渋滞に巻き込まれて料金が高くなるかも」といった点を払拭して乗車することができる。

 

しかし現状は特定の配車アプリ経由でしか利用できないため、配車アプリが普及していない地域や、スマートフォンアプリを使いこなせない高齢者向けにタクシー事業者がサービスを提供することは困難であった。

 

 

 

 

電脳交通の事前確定運賃サービスは、これまでのように特定の配車アプリを利用することなく、乗客が電話でタクシー配車を注文した際に配車室のオペレーターが運行ルートと運賃を迅速に算出でき、乗客に運賃を伝えると共に配車する車両に搭載されたタブレットへ配車指示を送信できる。即時配車・予約配車どちらにも対応可能であり、割増時間帯が含まれる場合や有料道路を経由する場合、また障害者割引など割引・割増の適用にも対応することができる。

 

8月以降、広島県のタクシー会社3社が加盟する「協同組合タクシーセンター」で運行を開始。また7月1日より日本全国の「電話注文経由での事前運賃確定サービス」を提供したいタクシー事業者向けに、システムの提供を開始する。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。