プラゴは6月10日、シンガポール陸上交通庁(LTA)に向けて、電気自動車充電インフラ市場設計に関する知見をまとめた提案書を提出したことを発表した。
シンガポールでは、政府が2030年までに60,000台のEV充電ポイントを展開する目標を提示している。また、観光が産業の主要な柱の一つであるため、早くから無電柱化などの景観に配慮した街づくりが行われてきた。
欧米やアジアの主要都市と日本の無電柱化の現状
さらに、2020年版「世界のスマートシティー・ランキング」で2年連続で首位を獲得するなど、市民のニーズにテクノロジーで対応することに注力している。
今回、目的地施設での充電インフラ整備を中核としたサービスを行うプラゴは、4月中旬、電気自動車(EV)の充電設備についての業界関係者からの提案依頼書を受け付けると発表したシンガポール陸上交通庁(LTA)に向けて、「景観を損なわない環境に調和したプロダクト、IOTを利用したEVカーライフスタイルのスマート化について」提案書を提出した。
■提案詳細
観光産業にも資するデザイン性の高いEVスタンド
未来の新しい社会基盤を整備する中で、新たなノイズを極力増やさず景観を阻害しないデザイン設計を意識し周辺環境との調和を重視したコンパクトな筐体を採用。外装材もサイディングから自由にカスタマイズできるようにすることで、観光先進国にふさわしい景観にマッチしたEV設備を提案した。
充電+予約・情報サービス機能でスマートシティにふさわしいモビリティ・インフラを提供
プラゴではインフラとしての充電設備に加えて、IOTや先端的テクノロジーを活用した充電予約システムや、施設とのチェックイン連携サービスの開発に取り組んできた。現在開発中のチェックインクーポンを含めたEVカーライフスタイルのスマート化を紹介した。