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2024年11月15日【MaaS】

パワーエックス、道の駅+高速道路の経路充電整備を加速化

坂上 賢治

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道の駅猪苗代に開設する経路充電拠点

 

パワーエックスは11月15日、日本全国でEV経路充電インフラ整備を加速させる。その第一弾として福島県の「道の駅猪苗代」と千葉県の「道の駅みのりの郷東金」に新たにチャージステーションを開設する。

 

また翌2025年は、道の駅だけでなく高速道路上にも充電拠点を展開する予定という。これらの取り組みを通じて、各地で利便性の高い充電インフラを整備することで、EV普及の促進に貢献していくと述べている。

 

 

先に挙げた経路型チャージステーションには、蓄電池型超急速充電器「Hypercharger」を設置。最大2台の車両を同時充電が可能なもの。充電出力は国内最速クラスの150kWに対応しているため、大容量バッテリーを搭載したEVでも短時間で充電できる。なお、これらのステーションは年中無休で24時間いつでも利用できる。

 

11月に開設する経路充電拠点は以下の通り

 

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・「道の駅猪苗代」(福島県猪苗代町)|11月18日オープン予定
「道の駅猪苗代」は、磐梯山と猪苗代湖に囲まれた会津の玄関口にあり、磐越自動車道・猪苗代磐梯高原ICからわずか1分でアクセス可能。磐梯高原や会津観光の際に便利な充電スポットとして利用できる環境下にある。

 

また充電中は、特産品を扱う店舗での買い物や食事も愉しめる。加えてETC2.0搭載車は磐越自動車道を利用中でも、一時的に道の駅猪苗代を退出して再入場が可能となっており、追加料金は発生せず、そのままの料金で高速道路を継続利用できるのも利点だ。

 

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・「道の駅みのりの郷東金」(千葉県東金市)| 11月29日オープン予定
一方、「道の駅みのりの郷東金」には、全国でも珍しい緑花木市場や地元の野菜を取り揃えたマルシェ、レストランが備わっているのが特徴。

 

緑花木市場では、植木や盆栽、鉢花などを購入でき、東金マルシェでは新鮮な野菜や手作りの加工品が並ぶ。レストランでは地元食材を使った料理を楽しめ、ドライブの目的地や充電の合間に愉しめる。

 

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今後の経路充電インフラ展開

 

パワーエックスは、一般社団法人全国道の駅連絡会との協定に基づき、今年の7月から道の駅への充電拠点の展開を開始した。今後は来たる2025年度末までに合計27ケ所の道の駅に経路充電インフラを整備する計画としており、今回開設する拠点を含めると、既に3拠点で設置を完了させた。

 

更に今後は道の駅に加えて、高速道路上の経路充電の展開に向けた準備を進め、まずは千葉県の「ハイウェイオアシス富楽里」や中部エリアの同様の施設に充電拠点の展開を予定している(以下に具体的な設置予定地を記載)。なお現在、計画している上記のステーションでは高速道路から退出することなく充電が可能な施設になる見込みだ。

開設予定地
– 「ハイウェイオアシス富楽里」(千葉県南房総市)|2025年春オープン予定
– 中部エリアのハイウェイオアシス|2025年下半期オープン予定

 

 

当社の充電拠点では、一般的な時間課金ではなく、使用した電力量に応じた従量課金制を採用しており、公平な料金体系を実現している。また11月18日から開始する会費制サービス「PowerX First」に加入した会員には、都心部の拠点だけでなく、今後拡大予定の経路充電拠点でも、リーズナブルかつ快適な充電サービスを利用できるようになるという。*どの自動車メーカーの車両でも利用できる、公共用急速充電ステーションの中では、最大出力150kWは国内最速クラス。(当社調べ)また「賢い料金」社会実験の利用はETC2.0搭載車が対象。諸条件は「ETC総合情報ポータルサイト」を確認されたい。

 

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『道の駅猪苗代』チャージステーション
設置場所:福島県耶麻郡猪苗代町堅田五百苅1
設置製品:パワーエックス製 蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger」(2024年モデル)
最大出力:150kW(ブーストモード・10分間)/ 120kW(連続出力)
設置台数/口数:1機/2口
営業時間:24時間(年中無休)
利用対象:充電規格「CHAdeMO」での充電に対応したEVを所有するオーナー※一部の車種は充電できない場合がある。
利用料金:充電した電力量に応じた従量課金制。会費制サービス「PoweX First」対象ステーション。
※詳細は PowerX アプリを確認されたい。
運用開始日時: 2024年11月18日午前10時

 

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『道の駅みのりの郷東金』チャージステーション
設置場所:千葉県東金市田間1300−3
設置製品:パワーエックス製 蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger」(2024年モデル)
最大出力:150kW(ブーストモード・10分間)/ 120kW(連続出力)
設置台数/口数:1機/2口
営業時間:24時間(年中無休)
利用対象:充電規格「CHAdeMO」での充電に対応したEVを所有するオーナー※一部の車種は充電できない場合がある。
利用料金:充電した電力量に応じた従量課金制。会費制サービス「PoweX First」対象ステーション。
※詳細は PowerX アプリを確認下されたい。
運用開始日時: 2024年11月29日午前10時

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。