ポルシェジャパンは4月19日、2022年7月1日付で、新たな代表取締役社長にフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ(49)氏が就任すると発表した。
フォン・ヴィッツェンドルフ氏は、ポルシェチャイナ(中国)、ポルシェ香港およびマカオの社長兼CEOとして上海に異動するミヒャエル・キルシュ(57)氏の後任となる。
フォン・ヴィッツェンドルフ氏は、カナダの大手自動車販売店グループのCOOとして事業を担当した後、メルセデス・ベンツのドイツおよび海外市場に於いて管理職を歴任。2019年4月から、ポルシェリテールハンブルクの取締役会会長を務めてきた。
異動に際し、ポルシェAGセールスおよびマーケティング担当取締役のデトレフ・フォン・プラテン氏は、以下のように話している。
「フィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフは、セールスにおいて豊富な経験があり、ポルシェリテールハンブルクのCEOとして実績を積みました。彼は、ポルシェファンのコミュニティーが拡大を続ける歴史あるポルシェの日本市場をさらに強化するために最適な人物といえます。エモーショナルなカスタマーエクスペリエンスの拡大に加えて、E-モビリティーのさらなる変革にも重点的に取り組みます」。
ポルシェは、昨年10月にブランド体験施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」を、またポップアップストアの「Porsche NOW Tokyo」や、都市型コンセプトストアの「ポルシェスタジオ日本橋」をオープンするなど、顧客の感動とエモーショナルなブランド体験に重点を置いた施策を展開。昨年の日本での新規登録台数が7,009台(日本自動車輸入組合調べ)になるなど、日本でのプレゼンスを拡大している。