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2018年1月18日【テクノロジー】

パイオニア、路線バス自動運転化の技術開発に向け実証実験を開始

NEXT MOBILITY編集部

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パイオニアとみちのりホールディングス(みちのり HD)、茨城交通の3社は、路線バスの自動運転の実現に向けた実証実験を、1月から茨城県常陸太田市内で行う。

この実証実験は、昨年の8月にパイオニアとみちのり HDが実施について合意したもので、実際に客が乗車する路線バスを利用して行われる。

 

将来的な路線バスの自動運転化に向けて、リアルな運行情報を収集・解析し、スムーズかつ安心・安全な自動運転を実現する技術の研究・開発につなげることを目的としていると云う。

 

複数のバス会社を保有し、路線バスの運行ノウハウを持つみちのりグループと、カーナビゲーションで培った自車位置推定技術や、自動運転に必要とされる走行空間センサー「3D-LiDAR」、自動運転用地図などの開発を進めるパイオニアは、それぞれの強みと知見を持ち寄り、将来の自動運転社会の実現に向けて研究・開発を進めていくとしている。

 

[実証実験の概要]

 

期間:2018年1月から半年間程度(不定期に実施)
対象バス会社:茨城交通(みちのりグループ)
場所:茨城県常陸太田市 市街地循環線ルート
実験内容:熟練バス運転手が運行する路線バスの走行環境および車内状況を撮影し、その解析と評価を通じて、よりスムーズで安心・安全な自動走行バスを実現するためのデータおよびノ
ウハウを収集・蓄積する※。

 

※この実証実験での、路線バスの走行環境および車内状況の撮影・解析は、技術研究・開発を目的としたものであり、通行中・乗車中の方を特定するものではない。また、取得した画像データは前記の技術研究・開発のためにのみ、各々のグループ会社内において使用し、これに必要な範囲を超えて第三者への開示・提供は行われない。

 

[パイオニア株式会社の概要]

 

カーエレクトロニクス事業を主軸にグローバルで事業を展開。安心・安全で快適なドライブを実現するさまざまな車載機器やサービスを開発・提供するとともに、自動運転社会に向けて走行空間センサー「3D-LiDAR」や自動運転用地図の開発および、それらを用いて自動運転用地図を効率的に更新・配信する「データエコシステム」の構築・提案を行っている。

 

[株式会社みちのりホールディングスの概要]

 

東北、北関東エリアで約2,300台のバスを運営。広域にわたる複数の交通・観光事業会社の持株会社。傘下に岩手県北バス、福島交通、会津バス、関東自動車(栃木)、東野交通、茨城交通、日立電鉄交通サービス、湘南モノレールの8つの交通・観光事業グループを有している。

 

[茨城交通株式会社の概要]

 

茨城県水戸市を中心に、県央、県北の7市5町村にわたり路線バスを運行。路線バスでの公共交通機関としての実績を活かし、各自治体のコミュニティバス、福祉バスのほか、観光周遊バスや常磐自動車道、東関東自動車道、北関東自動車道を路線とした高速バスも運行している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。