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2021年2月26日【MaaS】

パソナテックとマプサスがMaaS領域で協業

NEXT MOBILITY編集部

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パソナグループのパソナテックと、マプサス・テクノロジー・ジャパン(マプサス)は2月26日、MaaS領域でのサービス開発において同日より協業すると発表した。両社は同協業を通じて移動困難者に対して、屋内でのスムーズな移動支援を実現し、共生社会の実現に寄与していくとしている。

 

 

あわせて、高齢者や車いすの利用者など移動困難者が、屋内での安全でスムーズな移動を可能にするサービス『バリアフリーナビゲーション』の体験会を、パソナグループ「JOB HUB SQUARE」(千代田区大手町)にて、3月 9日(火)に実施すると伝えた。

 

 

政府は、ユニバーサルデザイン化された公共施設・交通インフラの整備や、心のバリアフリーを推進し、共生社会を実現するために「ユニバーサルデザイン2020行動計画」を2017年に策定。

国土交通省は訪日外国人、高齢者、障害者など、誰もが屋内・屋外を問わずシームレスに目的地へ円滑に移動できる社会の実現に向け、「高精度測位社会プロジェクト」を開始し、新宿駅や東京駅周辺等の最新の屋内電子地図を民間事業者に公開している。共生社会の実現に向けて、民間事業者に対する移動支援分野での新サービス創出への期待が高まっている。

 

 

そして今回、GPSを活用したスマートフォンアプリの開発実績を持つパソナテックと、独自の屋内測位技術を持つマプサスが協業、マプサスが提供する屋内移動支援サービス『バリアフリーナビゲーション』を活用した新サービスを開発していくことになった。

 

 

『バリアフリーナビゲーション』は、Wi-Fiフィンガープリンティング※1とセンサーフュージョン※2を組み合わせるマプサスの屋内測位技術を活用しており、建物側に別途ビーコン等のハードウェアを取り付ける必要がない。また利用者の状況に合わせて、階段・エレベーターなど複数のルートを提示できるため、高齢者や車いすの利用者など、移動困難者にも適切な案内が可能だ。

 

 

パソナテックでは、本サービスに屋内施設の店舗や化粧室の混雑状況などの移動情報が分かる機能を加えるほか、様々なモビリティーサービスと連携させることで、屋内外で利用できるより利便性の高い移動支援サービスの開発を目指していくという。

 

 

※1Wi-Fiフィンガープリンティングとは、建物内のWi-Fiアクセスポイントから発信される電波強度を各地点で計測し、実測のデータとマッチングさせて測位する手法のこと。
※2 センサーフュージョンとは、複数のセンサーから得たデータを統合的に処理し、高度な認識機能を実現する手法のこと。

 

 

■『バリアフリーナビゲーション』体験会について

日時:3月9日(火)10:00~11:30(予定)

場所:パソナグループ「JOB HUB SQUARE」(東京都千代田区大手町2-6-2)

内容:『バリアフリーナビゲーション』を活用しながら、車いす利用者が「JOB HUB SQUARE」内のいくつかの目的地を経由しながら、13階から1階へ移動するシミュレーションを実施。

【スケジュール】 ・ご挨拶(パソナテック、マプサス)
         ・『バリアフリーナビゲーション』の概要説明
         ・体験会の流れの説明/体験会実施
         ・質疑応答

 

■協業概要

開始:2月26日(金)

内容:GPSを活用したスマートフォンアプリの開発実績を持つパソナテックと、独自の屋内測位技術を持つマプサスが協業し、マプサスが提供する屋内移動支援サービス『バリアフリーナビゲーション』を活用した新サービスを開発

【パソナテックの役割】サービス全体の企画、要件定義、アプリ開発

【マプサスの役割】屋内測位技術の提供

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。