アースカーは10月4日、運営する駐車場シェアリングサービス『特P(とくぴー)』において、駐車場情報表示システムに関する特許を取得したことを発表した。
特Pは、駐車場を収益化したいオーナーとネットで駐車場を探したいドライバーをつなげるマッチングサービス。オーナーは、自宅や月極駐車場、店舗、オフィス等、所有する遊休駐車場を初期費用・運営費用ゼロで手軽に貸し出しでき、ドライバーはこれらの駐車場をネットで予約して利用することができる。
これまで需要が見込めずコインパーキングが無かったエリアにも駐車場ができたことや、イベントや行事の際に駐車場を事前に予約できる利便性の高さから、2017年9月のオープンから丸4年で月間150万人以上が訪れるサービスへと成長を遂げている。
今回、アースカーは、特Pの最大の特徴である“予約制駐車場の貸出・管理とコインパーキング情報の同時表示システム”で特許を取得した。特Pではオーナーが貸し出している予約制駐車場の他に、独自に収集した全国9万件以上のコインパーキングを含む時間貸し駐車場の情報を掲載する。この2種類の駐車場は特Pの検索画面で同時に且つ視覚的に区別できるよう表示しており、ドライバーは特P駐車場以外からも自分のニーズに合った駐車場を探すことができる。
他の駐車場シェアリングサービスのほとんどは自社の予約制駐車場の掲載のみで、ドライバーがコインパーキングも探したい場合は複数のサイトを横断する必要があった。特Pのサービス開始にあたり、アースカーは“駐車場探しを1つのサイトで完結できるサービス”をコンセプトとし、ユーザーの利便性を第一に、アースカー以外の駐車場情報も提供する。
また、アースカーが未収集の時間貸し駐車場についても、コインパーキング運営会社の要望があれば無償で特Pに掲載することが可能。このように駐車場業界全体と協業し、予約制駐車場と時間貸し駐車場(コインパーキング)のそれぞれのメリットや料金の比較など、特Pで多くの情報と駐車場探しの選択肢をユーザーに提供することで、外出先で簡単に駐車場を探し出し、路上駐車をすることなくクルマを駐められる環境づくりを推進する。
現在、特Pでは時間貸しの予約制駐車場に加え、2021年2月より月極駐車場の貸出サービスもスタートした。駐車場に関するあらゆる情報とワンストップで利用できる仕組みを特Pのシステムで一元化することで、“駐車場探しの総合情報サービス”を目指している。