パーク24は、同社「タイムズクラブ」(※)の会員を対象に実施した、「クルマの安全運転支援機能」に関するアンケート結果を発表した。
アンケート結果詳細は以下の通り。
※入会金・年会費無料の会員制ポイントプログラム。タイムズ駐車場やタイムズカープラスの利用等でポイントがたまる他、会員限定サービス等を提供している。会員数約680万人(2018年3月末現在)
① 運転支援機能の搭載車に乗ったことがある人は30%
運転支援機能が搭載されたクルマに乗ったことが「ある」人は30%、「ない」人は70%だった。
国土交通省の調査で、運転支援機能の一つである自動ブレーキは、2016年生産の乗用車66%に搭載(※)というもの、実際に利用経験のある人はまだ少ない。
年代別でみると、乗ったことが「ある」人は、20代以下が37%と最も高く、最も低い30代とは10ポイント以上の差となった。
※国土交通省「自動運転の実現に向けた新たな取り組みについて」
また、乗車経験のある運転支援機能は、「前方衝突防止機能」と「駐車支援モニター」が77%で最多、次いで「車線逸脱防止機能」が62%だった。
平成28年の総生産台数に対する装着率(※)は、他の機能が20%以下であるのに対し、「前方衝突防止機能」である「車間距離警報」が46%、「衝突被害低減ブレーキ」が43%、「駐車支援モニター」である「バックモニター」が39%と高くなっている。
この結果について、パーク24は、装着率の高さが、乗車経験率の高さに繋がったものではないかとコメントしている。
※国土交通省「ASV技術普及状況調査(平成29年11月22日現在)」より算出
② 運転支援機能の作動・利用経験がある人は73%
運転支援機能が作動、または利用したことが「ある」人は73%、「ない」人は27%だった。
作動、または利用した状況は、「高速道路走行時」が42%でトップ、次いで「周辺車両の影響」が36%、「周囲の確認不足」が21%となった。
③ 搭載したい運転支援機能は「前方衝突防止機能」がトップ
将来、搭載したい運転支援機能は「前方衝突防止機能」が66%でトップ、次いで「後方衝突防止機能」が50%、「駐車支援モニター」が46%だった。
年代別でみると、すべての年代において、搭載を希望する運転支援機能として「前方衝突防止機能」がトップとなった。
この結果について同社は、特に60代以上が、多くの機能の搭載を希望する傾向にあることから、反射神経などの衰えなどによる運転技術に対する不安から、万が一の備えとして搭載を考えている人が多いのではないかとコメントしている。
運転支援機能の搭載車を「買いたい」という人は47%。将来的に搭載したい運転支援機能についてのイメージはあるものの、過半数の人が実際の購入についてはまだ検討段階にないようだと、同社はコメントしている。
[調査概要]
調査対象:タイムズクラブ会員
(2016年12月4日以降に入会し、直近でタイムズ駐車場・B-Times・タイムズカープラス・タイムズカーレンタルを利用した人)
調査方法:非公開型インターネットアンケート
調査期間:2017年12月4日~2017年12月10日
有効回答者数:8,540名