東日本旅客鉄道(JR東日本)は10月21日、終電時刻の繰り上げなど、2021年春に行うダイヤの見直しにおける、都心から郊外に向けた終電時刻繰り上げなどの概要をまとめた。
JR東日本は、鉄道工事における働き方改革の実現や、鉄道設備の設置・保守のスピードアップによるサービス向上を図るとともに、新型コロナウイルス感染症の拡大を契機とした電車利用者の行動様式の変化に対応するため、終電時刻の繰り上げなど、ダイヤ見直しを2021年春に行う。今回、このダイヤの見直しにおける、都心から郊外に向けた終電時刻繰り上げなどの概要をまとめ、以下の通り発表した。
なお、終電の繰り上げにあたっては、混雑による「3密」に配慮して一部の線区では終電前に列車を増発、金曜日などは、必要により終電前に臨時列車を運転する。また、終電時刻の繰り上げなどは、郊外から都心に向けた列車でも同様に行う予定。具体的な実施日や詳細時刻は、12月に告知するとしている。
■実施線区(終電繰り上げ=17線区/初電繰り下げ=5線区)
[終電繰り上げ等・線区別実施概要](10月21日現在/内容は調整などで変更される場合がある)
※南武線(尻手~浜川崎間)、鶴見線、相模線、相鉄・JR直通線はほぼ現行通り。
※五日市線、八高線、武蔵野線(南浦和~西船橋間)、京葉線(西船橋~市川塩浜・南船橋間)はほぼ現行通り。
※武蔵野線 府中本町方面行き(南浦和~府中本町間)は「東北・高崎方面」に掲載。
※総武快速線、武蔵野線(南浦和~西船橋間)、京葉線(西船橋~市川塩浜・南船橋間)はほぼ現行通り。
※武蔵野線(南浦和~西船橋間)、京葉線(西船橋~市川塩浜・南船橋間)はほぼ現行通り。
※武蔵野線 西船橋方面行き(府中本町~南浦和間)は「中央方面」に掲載。
※武蔵野線(南浦和~西船橋間)、京葉線(西船橋~市川塩浜・南船橋間)はほぼ現行通り。
[新幹線からの乗り継ぎについて]
東京・上野・大宮・品川・新横浜の各新幹線接続駅において、最終の上り新幹線到着時に運転を終了している線区はないが、乗り継いでも以下の区間には到達できなくなる。
■東北・上越・北陸新幹線から(新幹線の列車名称・時刻は現行のもの)
・東北新幹線 やまびこ 70号
盛岡 20:29発 ⇒ 大宮 23:18着 上野 23:38着 東京 23:44着
・上越新幹線 Maxとき350号
新潟 21:35発 ⇒ 大宮 23:14着 上野 23:34着 東京 23:40着
▼乗り継いでも到達できなくなる区間(JR線のみを乗り継いだ場合)
東海道線(大磯~小田原) 横須賀線(北鎌倉~逗子)
・北陸新幹線 かがやき518号
金沢 21:00発 ⇒ 大宮 23:05着 上野 23:26着 東京 23:32着
▼乗り継いでも到達できなくなる区間(JR線のみを乗り継いだ場合)
東海道線(鴨宮・小田原) 横須賀線(北鎌倉~逗子)
■東海道新幹線から(新幹線の列車名称・時刻は現行のもの)
・東海道新幹線 のぞみ 64号
新大阪21:24発 ⇒ 新横浜 23:27着 品川 23:38着 東京 23:45着
▼乗り継いでも到達できなくなる区間(JR線のみを乗り継いだ場合)
青梅線(西立川~青梅) 南武線(中野島~稲城長沼) 横須賀線(東逗子~久里浜) 常磐線(天王台 ・取手)