オリックス不動産は3月1日、埼玉県加須市でマルチテナント型の物流施設「加須ロジスティクスセンター」を着工した。
加須ロジスティクスセンターは、東北自動車道「加須インターチェンジ(IC)」から約4.5kmに位置し、東北道・圏央道を利用した埼玉県内配送、関東全域および東北地方へも繋がる広域配送が可能。周辺には流通・工業団地も多く、複数の物流拠点が形成されているエリアとなる。
建物は延べ床面積約14,507.42坪(47,958.42㎡)、地上3階建てのマルチテナント仕様。最小区画は約1,800坪から最大5テナントが入居できる。1-2階はスロープ型で、最大105台(10t車)が同時接車できるバースを備える。1階は梁下有効高約7.0m、2階と3階は約5.5mを確保、また荷物用エレベーターを5基・垂直搬送機を4基実装し、効率的に保管・運用できる仕様となっている。
屋上には太陽光発電設備を設置するほか、天候の影響や夜間など発電量が不足する場合にもオリックスより非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給することで、入居テナントは100%再生可能エネルギー由来の電気を利用できる。敷地内には電気自動車(EV)充電スタンドも設置し、環境に配慮した開発を進めている。
■「加須ロジスティクスセンター」施設概要
名称:加須ロジスティクスセンター
所在地:埼玉県加須市道目1765番
交通手段:東北自動車道 加須インターチェンジまで約4.5km
東北自動車道 羽生インターチェンジまで約6.0km
東武伊勢崎線 「花崎駅」まで約5.5km
敷地面積:30,155.25㎡
延床面積:47,958.42㎡
規模・構造:地上3階建て、S造
駐車場台数:普通車75台、トラックバース105台、大型トラック待機場6台
その他:床荷重1.5t/㎡、梁下有効高:1階7.0m、2階・3階5.5m
全館LED完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、電気自動車(EV)充電スタンド5台設置
設計:浅井謙建築研究所株式会社
施工:東洋建設株式会社
着工:2022年3月1日
竣工:2023年4月末(予定)