オリックスは10月5日、オリックス・レンテックが、ローカル5Gの環境構築に必要な「ローカル5G 実証実験パッケージ」のレンタルサービスを開始すると発表した。
ローカル5Gは、工場やプラントにおけるロボットやセンサーによる自動制御・稼働監視、建設現場での建設機械の遠隔制御、僻地・離島などにおける遠隔診療など、さまざまな分野で実証実験が行われており、今後も実用化に向けた実証実験需要が見込まれる。また、ローカル5Gネットワークを活用した国内のサービス市場規模は、年率70%以上のペースで拡大しており、2025年には352億円に達すると予測されている。一方で、実証実験の実施にあたっては、電波法上の無線局の免許申請や機器の選定など一定のノウハウや大きな初期投資が必要となる。
「ローカル5G 実証実験パッケージ」は、APRESIA Systems社製「ApresiaAEROシリーズ」をはじめとしたローカル5Gの利用に必要なシステムと、システム構築に必要なハードウェアをパッケージにしてレンタル提供し、免許申請業務もサポートする。最短3カ月から、月額300万円のレンタル料金にて提供する。
同社は、ローカル5Gの利用を迅速に開始するだけでなく、初期投資を抑えた最適かつ効果的な実証実験の実施に貢献するとしている。