NEXT MOBILITY

MENU

2023年10月5日【イベント】

東京ベイエリア、都市型EVカートサーキットの開業日が決定

坂上 賢治

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

トヨタ自動車のオフィシャルチューナーとして、モータースポーツ/自動車用品/デザイン事業を手掛けるトムス。そんな同社が、企画運営するエンタメ施設「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」が、いよいよオープンする。

 

プレオープン日は、来たる10月28日(土)。同日から11月22日(水)の期間で「プレオープンフェスティバル」が開催される。

 

このCITY CIRCUIT TOKYO BAYは、東京ベイエリア(東京臨海副都心エリア)の複合施設だった「パレットタウン」跡地の一部に設けられる国内最大級のEV(電動)レーシングカートを備えた都市型サーキット。これは東京23区内では、本格的なモータースポーツが行える唯一のサーキットコースとなる。

 

企画運営を担うのは先の通りで、レーシングカートの国内最高峰大会「全日本カート選手権」に於いて、EV部門の車両開発を手掛けるトムスが担い、専用設計のEVレーシングカートとシミュレーターを組み合わせることで、屋外・屋内(VRによるe-Motorsportsを含む)を問わず、本格的な都市型レーシング体験を提供するという触れ込みだ。

 

プレオープンフェスティバルは、グランドオープンに向けたコンテンツ開発を目的に実施。2023年10月28日(土)から11月22日(水)の期間で開催される。具体的な開催スケジュールは、平日14:00〜22:00の4部制、土日・祝日は10:00〜14:00の枠も追加した6部制となり、土日・祝日にはキッチンカーの出店も予定されている。

 

また期間中の屋内コースでは、18:00〜22:00の時間帯で施設を彩るプロジェクションマッピングも行われる。加えてEVレーシングカートとシミュレーターの乗り放題や、オリジナルグッズのプレゼントなどの期間限定サービスも実施。これらサービスを介し、今後のコンテンツ開発や運用改善に向けた来場者の意見収集を行っていくという。

 

その一環で、2023年10月28日(土)から11月10日(金)の期間で、Digital Innovation City協議会(DIC)と連携。小学生限定の無料体験プログラムが実施される予定(18:00〜20:00に於いて、限定40名/日)。こうしたプログラムでは、プロジェクションマッピングで描かれたコース上でEVに触れる機会を提供するとしている。

 

なお、前述のDICとは、東京都(港湾局)、研究機関、臨海副都心の地元企業・団体等が連携。臨海副都心の「デジタルテクノロジーの実装」及び「スタートアップの集積」を推し進めるべく2021年3月30日に設立した団体だ。

 

プレオープンフェスティバル期間の入場チケットは、公式サイトで10月5日から販売開始。小学生限定の無料体験プログラムを含む多彩なイベントプログラムへの申し込みも公式サイト上で受け付ける。

 

プレオープン以後の本格的なグランドオープンは、2023年11月23日(木・祝)を予定。このグランドオープン以降のチケットも同じく公式サイトで11月より発売予定だ。

 

同社では、「グランドオープン後も、継続的にテクノロジーの利活用を進め、常に進化するエンタメ施設として新サービスやイベントを随時展開していきます。施設情報およびチケットに関するさらなる情報は、今後発表いたします」と話している。

 
「プレオープンフェスティバル」の概要は以下の通り
期間:2023年10月28日(土)〜11月22日(水)

 

営業時間は以下の6部構成となる
第1部:10:00〜12:00<土日・祝日のみ>
第2部:12:00〜14:00<土日・祝日のみ>
第3部:14:00〜16:00
第4部:16:00〜18:00
第5部:18:00〜20:00
第6部:20:00〜22:00
※18:00〜22:00は屋内コースでプロジェクションマッピングを実施
※キッチンカーは土日・祝日11:00〜19:00の出店予定

 

入場定員は以下の通り
10月28日(土)〜11月10日(金):各部50名
11月11日(土)〜11月22日(水):各部70名

 

利用料金は以下の通り
料金:6,000円/名(税込)
※同伴の小学生以下の子供は1名まで無料(2名以降は別料金:税込2,000円/名)
特典:
・EVカート・シミュレーター乗り放題(2時間)
・限定オリジナルグッズ(非売品)を進呈

 

小学生限定の無料体験プログラム概要
期間:2023年10月28日(土)〜11月10日(金)
時間:18:00〜20:00
定員:40名/日 ※各日毎、ご応募頂いた中から抽選でご招待
料金:無料
※付き添い1名は入場無料(付き添い2名以降は1,000円/名)
※付き添い対象者が、EVカート体験を希望する場合は「プレオープンフェスティバル」のチケット購入が必要

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。