OpenStreet( オープンストリート )は4月5日、三菱UFJフィナンシャル・グループが運営する持続可能な環境・社会の実現に向けた取り組みの一環で、東京都西東京市に保有する施設〝MUFG PARK( MUFGパーク / 東京都西東京市柳沢四丁目 )〟にEVスクーターのシェアステーション〝HELLO MOBILITY( ハローモビリティ )〟を( 3月29日 )設置した。
ちなみにこのMUFG PARKとは、 かつての千代田銀行武蔵野運動場( 1952年に開場 )から利用転換された、自然環境+運動施設+コミュニティライブラリーを組み合わせた総面積6ヘクタールの公園施設を指す。当該区画は、MUFG系列組織の施設として長らく活用されてきたが、今や半世紀以上前からの武蔵野地域の植生を伺うことができる貴重な緑地となっている。
対してHELLO MOBILITYは、OpenStreetが提供する小型EVやEVスクーターのモビリティシェアサービス。同社はソフトバンクが2011年から実施する新規事業提案制度〝ソフトバンク・イノベンチャー〟で提案され、社内ベンチャーとして2016年に株式会社として設立された。
そんなOpenStreetのHELLO MOBILITYは、当初は( 2019年9月 )HELLO SCOOTER名でスクーター( 原動機付自転車 )のシェアサービスから事業を開始。後の2021年3月から、小型EVのシェアサービスを始めた。現在は、東京都、神奈川県、埼玉県、岐阜県でサービスを展開。小型EVとEVスクーター合わせて約70カ所にステーションを設置・展開している。
そんなMUFG PARKとOpenStreetは今回、両社でEV二輪車専用の交換式バッテリーの多用途活用を前提にマルチモビリティサービスを行うことに合意。MUFG PARKにEVスクーター( BENLY e: Ⅰ / ※道路運送車両法上の第一種原動機付自転車に分類 )のシェアステーションの〝HELLO MOBILITY〟設置した。提供車両は電気で走るため、走行時のCO2排出量はゼロであり、内燃二輪車との比較で、1ヶ月あたり156kgのCO2排出を抑えることができるという。※ガソリン⾞が1⽇に⾛⾏する距離を30km/1⽇とした場合、1ヶ⽉の⾛⾏距離900km、使⽤するガソリン67Lとして計算した数値計算。
なお施設には、Gachaco( 国内二輪メーカーとENEOSが設立したEV蓄電池の交換サービス事業 )が提供する共通仕様のバッテリーを交換するステーション設備を設けているため、いつでも充電済みのバッテリーと交換ができる。これにより電動バイクの課題である電欠リスクの軽減や充電待ち時間の解消、移動距離の延長が可能だ。
OpenStreetでは、「今後もEVモビリティのシェアサービスを通じて、車・電車・バス・タクシー以外の近距離、中距離移動手段を社会へと普及し、誰もが行きたい場所へ自由に移動できる世界を目指します」と話している。
EVスクーターの利用料金
HELLO MOBILITYは15分から利用可能。全車両の利用料金にはバッテリーの交換料金および各種損害保険の料金が含まれている。
※詳細は「HELLO MOBILITY」サイトに記載のアプリ利用方法等を確認されたい。
「HELLO MOBILITY」の利用方法
利用にあたっては事前に「HELLO MOBILITY」アプリをダウンロードし、会員登録を済ませる必要がある。登録完了から最短5分で承認されて利用可能になる。※会員登録時は免許証とクレジットカードが必要。免許登録等の完了には最大3時間かかる場合もある。
「HELLO MOBILITY」アプリ画面
HELLO MOBILITYアプリダウンロード:https://resource.hellomobility.jp/i