オンキヨーホームエンターテイメント(代表取締役社長:林 亨/以下、OHE)は5月13日、大阪地方裁判所に対して破産手続開始の申立てを行い、同日、開始決定を受けたと発表した。今後は、裁判所および破産管財人による破産手続が行われる。
1.破産手続開始の申立ての理由
OHEは、2021年3月期に二期連続の債務超過に陥ったことにより、上場廃止が決定。その後も、会社継続の可能性を模索するため、ホームAV事業の譲渡など、主要な事業や資産の譲渡による生き残りを図ったが、債務完済には至らなかった。
また、事業譲渡等の後に残った国内販売事業やOEM事業についても、子会社二社が資金難から事業継続することができず、今年2月に事業を停止し、3月に破産申立てを実施。OHEは、子会社の破産後も、ホームAV事業譲渡に伴う手数料収入を得ながら小規模にビジネスを続けようとしたが、資金繰りの悪化を止められず、今回、破産手続開始の申立てを行う決断に至った。
2.破産手続申立の概要
– 申立日:2022年5月13日
– 開始決定日:2022年5月13日
– 管轄裁判所:大阪地方裁判所
– 事件番号:令和4年(フ)第1640号
– 事件名:破産手続開始申立事件
– 申立代理人:協和綜合法律事務所 弁護士 山岸 正和
大阪市北区角田町8-1 大阪梅田ツインタワーズ・ノース34階
– 破産管財人:小松法律特許事務所 弁護士 小松 陽一郎
大阪市北区中之島2-2-2 大阪中之島ビル8階
– 負債総額:約31億円
■オンキヨーホームエンターテイメント株式会社 破産管財人ホームページ:https://www.ohe-kanzai.com/