オムロンベンチャーズは4月7日、電気自動車充電サービス「WeCharge」を展開するユビ電へ出資した。
より具体的には、オムロンベンチャーズをリード投資家として3億円の資金調達を実施。ユビ電は今後、2023年5月までシリーズBの資金調達を継続する予定。
ユビ電としてはこれら資金調達により、サービスのプロダクト開発・マーケティング・人材採用の強化と、いつでもどこでも「じぶんの電気」を使える電力環境・充電インフラの拡充を加速させていく構えだ。
ユビ電の山口典男代表取締役社長は「EVは普及の過渡期にあり多くの方がEVを所有した経験が無い中で、急速なEVの普及を可能性として実感できる時代に入りました。
私たちユビ電はEV充電環境をサービスとして提供しており、マンションやオフィスビルの駐車場のすべての車室にスマートコンセントを設置して、クルマを停めたらその場所で常にエネルギーにアクセスできる環境を日本全国に広めています。
この度のオムロンベンチャーズからのご出資を受け、EV充電サービスを通してより良い社会を築く未来の産業構造の一部として継続的に発展することを目指して精進いたします」と話す。
一方オムロンベンチャーズの井上智子代表取締役社長は、「オムロンの中長期戦略であるSF2030では、安心・安全・便利な暮らしと自然環境の両立を実現するエネルギーシステム〝カーボンニュートラルの実現〟を目指しています。
今回のユビ電への出資は、エネルギーと技術を掛け合わせ、ますます世の中に必要不可欠となる充電サービスへの拡充に大きく期待しています。この地球規模の社会課題解決に向けて、ユビ電の事業の更なる発展を支援して参ります」と述べている。