奥洲物産運輸は3月2日、運送事業においての新規求人として、「ドライバー学校」と称したドライバー未経験者が募集対象となる求人ページをオープンしたと発表した。
現在、ネット通販の発達により2030年には運輸・郵便に携わる人材が21万人不足すると言われ、長時間労働、低賃金などマイナスイメージが定着している運送業務は人材不足を加速化させている。また、奥洲物産運輸の所在地である宮城県東松島市では人口減少も顕著であり、地元を対象とした求人は閑散の一途をたどっている。
奥洲物産運輸は、この現状を解決すべく「学校のように、丁寧に地元の未経験者を研修し育成していきたい」という思いのもとドライバー学校という企画を立ち上げたという。
「ドライバー学校」では、完全未経験の人でも大型免許を取得することができる。また、支援制度も用意されており、大型免許の取得までは倉庫での作業等、免許がなくても可能な業務をしながら、教習所で免許取得を目指すことができる。給料を受け取りながら進められるので経済面でも安心して臨むことが可能だとしている。
奥洲物産運輸は、ドライバー学校という求人制度を通じて、社内のドライバー増員、体制の強化を図っていくという。そして将来的には自社教育だけにとどまらず、運送業界全体の人材不足を解決する生徒(未経験者)たちを輩出していく学校のような組織となることを目指している。
– 奥洲物産運輸株式会社「ドライバー学校」求人ページ
https://oushu-bussan.co.jp/driver_school/