小田急電鉄とNTTドコモは11月5日、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)などのXR技術を活用した新宿の新たなまちづくりに関する協業契約を締結したと発表した。両社では、デジタルテクノロジーを活用したまちづくりを通じて、街の楽しみ方を進化させ、街の価値をさらに高めるサービスの創出を目指すとしている。
今回の契約に基づき、両社はまず、11月18日(水)から新たなまちづくりプロジェクト「XRシティ™ SHINJUKU」に取り組んでいく。
同プロジェクトの会場は、「新宿中央公園」、「新宿サザンテラス」、「小田急百貨店」を含む新宿東口、西口、南口を中心としたエリア。各会場で、現実空間と連動したデジタル演出を体験できるコンテンツを提供する。
予定されているのは、専用のアプリをダウンロードしたスマートフォンを新宿の街の体験空間にかざすことで、ファッションショーやアート鑑賞会を愉しめる「XR Collection & Museum」、バーチャルキャラクターとともに新宿の街中を回遊できる「XR Wonder Park」、空間コンピューティングデバイス「Magic Leap 1」を活用した謎解きゲームができる「code name: WIZARD Episode 1 魔導書の謎と六匹の妖精」など。体験コンテンツは、小田急電鉄とドコモのほか、curiosity、KAKUSINなどパートナー企業とともに提供する予定だ。
そのほかにも、スマホARを活用した謎解きや、有名キャラクターによるARを活用したクーポン券の提供などでの店舗送客によって「便利・お得・楽しさ」を体験できる新たなXRアプリのトライアル提供も予定されている。