エネオス(ENEOS)は、中京圏で7カ所目となる商用水素ステーション「大府共栄水素ステーション(愛知県大府市)」を、3月18日に開所した。
なお、同ステーションは、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けている。
エネオスでは、2014年の燃料電池自動車(FCV)販売開始に合わせて国内初の水素ステーションを開所。以降、四大都市圏を中心に水素ステーションの整備を進め、現在その数は45カ所。シェア約3割でトップ(3月18日時点)となっている。
エネオスの水素ステーションには、「単独型」「SS一体型」「移動式」の3タイプがあり、大府共栄水素ステーションは、「単独型」として16カ所目。都市ガス改質方式による水素供給で運営されると云う。
<水素ステーション3タイプ>
・単独型:16カ所(オンサイト方式8カ所 うち都市ガス改質方式5カ所)。
・SS一体型:17カ所(オンサイト方式6カ所)。
・移動式(※):12カ所。
※専用トラックの荷台に水素充填機器を搭載し、販売拠点に移動して販売。
エネオスは、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、目標9「産業と技術革新の基礎をつくろう」および目標13「気候変動に具体的な対策を」につながる水素事業として、今後も水素製造ならびに自動車用燃料供給に関わるインフラやノウハウの活用により、水素の「製造」「輸送」「販売」の効率的なビジネスモデルを構築し、水素社会の実現に向けた取組みを加速していくとしている。
[新水素ステーションの概要]
– 名称:大府共栄水素ステーション
– 開所日:2021年3月18日
– 所在地:愛知県大府市共栄町九丁目9番地の10
– 運営者:株式会社ENEOS水素サプライ&サービス
– 敷地面積:1054.24㎡(318.91坪)
– 供給方式:都市ガス改質型オンサイト方式(水素製造装置をステーション内に設置)
– 水素製造能力:300N㎥/h
■(ENEOS)水素ステーション:https://www.eneos.co.jp/consumer/h_station/