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2018年12月7日【テクノロジー】

NTTデータと国交省、バリアフリー地図更新に投稿を活用する実証

NEXT MOBILITY編集部

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NTTデータ経営研究所と国土交通省は、千代田区の協力の下、住民参加によりバリアフリー情報(段差や多機能トイレ等)をチェック・更新する実証実験を、12月18日に実施する。

 

実証実験では、千代田区の特定エリアの住民により過去に投稿されたバリアフリー情報を、住民がチェック・更新することで、今後、全国のバリアフリー情報の持続的収集や更新を可能とする仕組み・体制の確立を目指す。

 

実証実験には、日本電信電話(NTT)が開発した、車いすやベビーカーの移動者など向けの道案内(ナビゲーション)に必要なバリアフリー情報を継続的に収集する技術「MaPiece (まっぴーす)」が活用される。

NTTデータ・ロゴ

国交省は、車いす利用者が持っているスマートフォンのGPS情報等のプローブ情報や住民投稿情報を活用して、車いす利用者が通れる経路を地図上に登録することで、移動支援を行う等、ICTを活用した歩行者移動支援サービスの普及展開を目指す「バリアフリー・ナビプロジェクト」を推進。

 

その委託を受けたNTTデータ経営研究所では、持続可能な歩行者移動支援サービス構築に向けた検討及び実証事業を進めている。

 

現在、住民投稿によるバリアフリー情報(車いす等で移動する際に障がいとなる段差や多機能トイレ等の情報)を収集するサービスが提供されているが、バリアフリーナビゲーション等の歩行者移動支援サービスとして活用するためには、投稿情報の信頼性や更新頻度の確保が課題となる。

 

実証実験では、特定地域内(千代田区御茶ノ水周辺)のバリアフリー情報を住民自身の手でチェック・更新するイベント開催を通じて、バリアフリー情報の信頼性を確保する方策や、持続的にバリアフリー情報が更新されるモデルの検証を行う。

 

 

[実証実験の概要]

 

実証では、イベント開催と日常的なバリアフリー情報の収集を実施する。

 

○バリアフリー情報のチェック・更新イベントの開催

 

ボランティア・学生等が、特定地域内(千代田区御茶ノ水周辺)を協力して探索し、既存のバリアフリー情報(道にある段差や施設にある多機能トイレ等)をチェック。間違った情報や、現況が変わってしまった古い情報を更新する。

 

その参加者は、千代田区付近の大学、千代田区内外のボランティア団体などから広く募集する。

 

○実証参加方法

 

実証実験への参加は、以下のWebサイトのフォームから申し込みが可能。

 

■実証イベント(12月18日(火)開催)申込フォーム : https://goo.gl/forms/juz3SkWpiXjilTKv1

 

※使用するアプリケーションのダウンロード方法等については、参加者へ後日告知。

 

 

[使用アプリについて]

 

実証実験には、NTT開発の住民参加により段差や多機能トイレ等のバリアフリー情報を収集するアプリの「みんなでMaPiece」を活用。アプリでは、周辺のバリアフリー情報の確認や投稿機能により、地図をより便利に進化させることができる。

 

 

 

 

[今後について]

 

バリアフリーマップ等、ICT技術を利用した歩行者移動支援サービスは、工事等により日々変化するバリアフリー情報の継続的収集や、情報のマップへの反映など、普及のために解決すべき課題がある。

 

NTTデータ経営研究所は、これら課題は、プローブ情報やセンシング情報、住民投稿などのICT技術の活用により、解決可能だとしている。

 

同社は、国交省の実証実験等の取組みを通じて、車いす利用者だけに留まらず、高齢者、視覚・聴覚等の障害者、ベビーカー利用者など、あらゆる移動制約者の方を含む住民が、自由に行きたい場所に行ける社会の実現に向けた取組みを進めていくとしている。

 

 

[問い合わせ先]

 

NTTデータ経営研究所

社会基盤事業本部 ライフ・バリュー・クリエイションユニット

板垣、安生、高橋、北野

電話:03-5213-4110

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。