NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、グループ共通のデータセンターの建設・保有・設備卸提供をグローバルで一元的に実施する投資子会社(DC投資会社)の準備会社(準備会社)を、2018年度第3四半期に設立。DC投資会社による新たなデータセンターの建設を、2019年度から行う見込みであると発表した。
NTT Comは、今後建設を開始するデータセンターに対する意思決定の迅速化や、さらなる投資効率の向上のため、NTTグループの不動産・ファイナンスに関する知見を結集してNTTグループ共通のDC投資会社を設立し、データセンターの新事業体制を構築する。
今回この方針に向けた準備会社を設立し、今後のデータセンター建設に関する投資および資産保有機能を、DC投資会社が一元的に実施する体制を準備する。
NTT Comは、DC投資会社設立後の新事業体制において、データセンター事業の中核業務として、戦略策定・仕様策定、顧客に対するサービス提供機能を担当。
新事業体制のもと、サービス仕様のさらなる統一を進めることにより、利便性の向上を実現すると共に、米国、欧州、日本を含むアジア太平洋地域を中心に、従来以上にデータセンター事業への投資を加速し、顧客が求めるサービスの規模と提供スピードに、より柔軟に対応していくとしている。
[準備会社概要]
– 会社名:NTTグローバルデータセンター準備株式会社
– 所在地:東京都
– 資本金:1億円
– 資本構成:NTTコミュニケーションズ株式会社 100%
– 代表者名:松尾 隆一(NTTコミュニケーションズ株式会社 クラウドサービス部 データセンターサービス部門長 兼務)
– 事業概要:データセンター建設の投資・資産保有、NTTグループ会社への卸販売などの事業体制の整備