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2025年2月28日【シェアリング】

NORI・NORI、神奈川で保育園・こども園向けバスのタイムシェア

坂上 賢治

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大人数での短距離・短時間の移動を、もっと手軽に。新たな移動の選択肢

 

nori・nori(本社:横浜市中区、代表取締役:服部 満)は2月28日、貸切バスのタイムシェアサービス「NORI・NORI」を3月から横浜・川崎エリアで本格的展開させることを明らかにした。まずは事前予約を得ている事業者向け定期運行を始動。4月以降には一般の予約受付も開始する。

 

「NORI・NORI」は、貸切バスを最短30分から10分単位で柔軟に利用できる新しい移動手段で、大人数の短距離・短時間移動に適した選択肢を提供する。この革新的なビジネスモデルが評価され、「横浜ビジネスグランプリ2025」でスタートアップ賞を受賞した。

 

 

これまで、大人数での短距離・短時間移動に適したサービスはほとんどなく、多くの事業者は自社でバスを保有するか、短時間の貸切バスを割高な料金で利用する必要があった。

 

「NORI・NORI」は、貸切バスを複数の利用者が共同で活用することで、最短30分から10分単位での短時間利用を可能にしたタイムシェアサービスとなる。これにより、地域の事業者を筆頭とする利用者に、手軽で柔軟な送迎・移動手段を提供し、商圏拡大や利便性向上を支援する。

 

また、地域住民の送迎や通勤負担の軽減を図り、バスの生産性向上や各事業者のバス保有負担の軽減を通じて、環境負荷の低減にも貢献したい考えだ。

 

「NORI・NORI」のより具体的なサービス提供開始の背景は以下の通り

 

近年、保育園・こども園・幼稚園での課外活動や習い事連携が活発化する一方で、送迎の手配が大きな課題となっている。また、ドライバー不足が深刻化する中、安全かつ効率的な移動手段の確保が求められている。

 

一方で、一般的な貸切バスでは、安全確保のため、最低3時間の走行時間に加え、出庫前後にそれぞれ1時間の点検時間を取るよう定められている。そのため、例え30分の短時間利用でも最低5時間分の時間制料金が発生し、短時間利用では割高になるという課題があった。

 

「NORI・NORI」は、貸切バスのタイムシェアにより、ドライバーや車両の生産性を向上させ、こうした課題を解決する新しい移動の形を提供する。

 

 

 

貸切バスのタイムシェアサービス「NORI・NORI」の特徴は以下の通り

 

「NORI・NORI」は、出庫前後の点検時間も含めて当社がバスを一括管理し、安全管理を徹底しながら、利用者間でのタイムシェアを実現する仕組みを提供する。これにより、利用者は実際の利用時間に見合った価格で、柔軟に貸切バスを利用できる。

 

・短時間利用が可能:

最短30分から10分単位で利用でき、短時間でもコストを抑えた送迎が可能。

 

・安全性の確保:

車両点検やドライバーの休憩時間も当社が一括管理し、安全な運行を提供。

 

・運行管理の効率化:

複数の利用者のニーズを調整・統合し、ドライバーや車両の生産性を向上。

 

貸切バスタイムシェアNORI・NORI

 

今後の展開については先の通りで、まず2025年3月より、横浜・川崎エリアで事前予約を得ている保育園・こども園向けの定期運行を開始し、併せて4月以降の一般予約受付も開始する。

 

今後は、幼稚園や習い事事業者向けのスクールバス運行、企業の従業員送迎、クラブ活動などの一般利用者向けのサービスを拡大させていく意向。また、2025年中には横浜市の隣接市町村へのサービス提供エリアを拡大する予定。

 

 

会社概要
社名: 株式会社nori・nori
本社所在地: 〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町1-101-1 クロスゲート7F
代表取締役: 服部 満
事業内容: 貸切バスのタイムシェアサービス
設立: 2024年2月8日
URL: https://nori-nori.co.jp

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。