日産自動車は8月15日、ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン7の第15戦で、オリバー ローランドが2位の表彰台を獲得したと発表した。
ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン7の第14戦と最終戦となる第15戦は、8月14日と15日、ベルリンのテンペルホーフ空港サーキットで開催された。ローランドは、第15戦の予選を2位で通過し、激しいアクシデントに見舞われながらも順位を維持してゴールし、セバスチャン ブエミは14位でフィニッシュ。なお、第14戦はローランドが11位、ブエミは13位でゴールしている。
最終戦を終えて、日産e.damsはチームランキングで10位となり、ドライバーランキングはオリバー ローランドが14位、セバスチャン ブエミが21位という成績でシーズン7を終了した。
日産のグローバルモータースポーツダイレクターであるトマソ ヴォルペは、「今日、ローランドが表彰台を獲得し、チームもポイントを加え、非常に満足しています。この2位という結果は、シーズン後半のチームの実力を表しており、決勝レースのペースが予選のペースと一致するようになってきたことの証明です。今シーズンはうまくいかないことも多かったのですが、頑張ってきたチーム全員でこの結果を祝うことができて嬉しいですね。 シーズン8は第1戦からハードで速いレースができるという自信にもなります」と語った。
日産e.damsのチーム監督であるグレゴリー ドリオは「ローランドが見事に表彰台に上り、シーズンを締めくくることができました。最終的にチームとして望んでいた結果を得ることはできませんでしたが、日産のGen2フォーミュラEパワートレインの性能は大きく向上し、スピードと効率が向上したレースカーでシーズン8に臨むことができます。献身的で才能豊かな日産e.damsのチームで表彰台を祝い、チームを代表して、ローランドの今後の成功を祈ります」と述べた。
なお、フォーミュラEのシーズン8(2021/22)は、サウジアラビアのディリーヤで2022年1月に開幕する。