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2024年7月22日【イベント】

日産、フォーミュラE・シーズン10最終戦で優勝

坂上 賢治

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ロンドンE-Prix最終戦の表彰台で肩を組んで優勝を喜び合う、マネージング ダイレクター トマソ ヴォルペとオリバー ローランド

 

ドライバーズランク4位、マニュファクチャラーランク3位を獲得

 

日産自動車は7月22日、英国ロンドンで開催されたフォーミュラE世界選手権シーズン10の最終ラウンドにあたる第15戦と第16戦に参戦。オリバー ローランド選手が同最終戦を勝利で飾った。

 

まず土曜日の第15戦は、サッシャ フェネストラズ選手とオリバー ローランド選手がインシデントやペナルティのためにポイントを逃すという波乱の幕開けとなったものの、翌日の第16戦で戦況を立て直した。

 

 

9番手で予選を通過したローランドは、混沌を極めるレース展開の中で4位に浮上。その後、先頭陣がアタックモードの起動に苦戦している間にチャンスを掴んで首位に立ち、今季2勝目を挙げた。一方、サッシャ フェネストラズ選手は激しい中盤戦を戦い、15位でシーズンを終えた。

 

これらの結果により、日産フォーミュラEチームは182ポイントを獲得してチームランキングで4位を獲得。またローランド選手は年間のドライバーズランキングでも4位の座を手中にした。チームメイトのフェネストラズ選手は最終戦で17位に入っている。併せて日産は、年間のマニュファクチャラートロフィーで総合3位に輝いた。

 

 

この今季の成果に日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターを務めるトマソ ヴォルペ氏は、「今シーズンを素晴らしい結果で締めくくることができました。

 

土曜日は両ドライバーがインシデントに巻き込まれペナルティを受け悔しいレースとなりましたが、日曜日に組み立てなおした戦略が完璧にはまり、ローランドは4位まで順位を上げました。

 

その後、インシデントと先頭集団がアタックモードの起動に手間取る隙をつき、首位を勝ち取りました。ローランドは常時冷静にレースを走り、本当に素晴らしいフィナーレとなりました。

 

サッシャも、素晴らしい走りを見せ、競合相手との戦いに競り勝ち順位を維持しました。チームランキングで4位、マニュファクチャラーランキングで3位に入ることは本当に素晴らしいことであり、私たちのパフォーマンスを誇らしく思います。

 

またこの勝利に日産CEOの内田 誠が立ち会うという幸運にも恵まれました。この結果はオフシーズンに向けて私たちの活力になります。来年は、両ランキングでチャンピオンシップを目指します」と述べている。

 

 

次いでオリバー ローランド選手は、「今シーズンを完璧な形で締め括ることができました。最終戦で勝つことを予想していませんでしたが、素晴らしいスタートを切り順位を4位にあげた後、先頭争いに積極的に加わらずに、チャンスをうかがっていました。

 

最終的に上手くチャンスを活かし、レースに勝つことができました。今シーズンの成果をとても誇りに思います。チームとして成長することを目指して、実際に多くのことを達成しました。私たちは一貫して競争力があることを証明し、来年のための素晴らしい基盤を築きました。クルー全員に感謝し、次のシーズンを楽しみにしています」と語った。

 

 

更にサッシャ フェネストラズ選手は、「簡単なシーズンではありませんでしたが、多くのことを学んだので、将来の糧になるでしょう。

 

土曜日のレースでは、本当に強いペースを見せましたが、残念ながらインシデントがあり、5秒のペナルティを受けてトップ10から脱落しました。ポイント圏内でフィニッシュできる走りだったので残念な結果でした。

 

日曜日のレースも難しく、厳しい中盤戦となり、順位をあげることができませんでした。チームには今シーズンのすべての努力に感謝し、来シーズンのレースで、自分の力を発揮することを楽しみにしています」と話している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。