日産自動車は10月22日、久御山町と、日産自動車、京都日産自動車および専門学校日産京都自動車大学校の4者が、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結したと発表した。
協定は、久御山町で災害による停電発生のおそれがある場合、日産の販売会社および日産の自動車大学校から貸与する電気自動車(EV)「日産リーフ」を電力源とした災害時の電力供給体制の構築と、EVの「走る蓄電池」としての価値の普及を目的とした協定で、ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の『ブルー・スイッチ』活動としては146件目の取り組み。
京都府内での締結は初となり、今回、日産の自動車大学校を含む、災害連携協定としても初の事例となった。
また、久御山町および日産京都自動車大学校は、災害時における一時避難場所等の施設利用に関する協定の締結を予定している。
■協定の概要と主な連携内容
電気自動車を活用した「災害連携協定」の概要は、以下の通り。
・久御山町で災害を起因とする停電発生のおそれがある場合、町が指定する避難所等に、日産の販売会社である京都日産自動車の店舗および日産京都自動車大学校に配備している電気自動車(EV)「日産リーフ」を無償で貸与し、EVからの給電により、災害時にも避難所等で継続して電力が供給できる体制を整え、町民の生活の安全を守る。
・久御山町および日産自動車、京都日産自動車、日産京都自動車大学校は、平常時も電気自動車(EV)の普及や電気自動車(EV)を活用した防災の広報活動に努めるものとする。