座間市、東京電力パワーグリッド相模原支社、日産自動車、神奈川日産自動車、日産サティオ湘南、日産プリンス神奈川販売の6者は1月7日、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結した。
この協定は、座間市で災害による停電が発生した際、日産の販売会社から貸与する電気自動車(EV)「日産リーフ」を電力源とした災害時の電力供給体制の構築と、EVの「走る蓄電池」としての価値の普及を目的とした協定で、ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の『ブルー・スイッチ』活動としては158件目の取り組みとなる。
■協定の概要と主な連携内容
電気自動車を活用した「災害連携協定」の概要は、以下の通り。
・座間市で災害を起因とする停電が発生した際、座間市が指定する避難所等での電力供給を行うため、日産自動車座間事業所および日産の販売会社の店舗に配備している電気自動車(EV)「日産リーフ」を無償で貸与し、EVからの給電により、災害時にも避難所等で継続して電力が供給できる体制を整え、市民の生命及び身体の安全を守る。
・東京電力パワーグリッド相模原支社は、座間市との「災害時における停電復旧の連携等に関する基本協定」に基づき、災害時等に起因した停電発生状況や復旧見通し等、停電に関連する情報を適宜提供し、電気自動車(EV)の最適配置と効率的運用をサポートする。
・座間市、日産自動車、神奈川日産自動車、日産サティオ湘南、および日産プリンス神奈川販売は、平常時も電気自動車(EV)の普及促進を行うほか、市のイベントで使用する電力を電気自動車(EV)から供給することで、電気自動車は「走る蓄電池」としても活用できることを市民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。