日産自動車は5月17日、電気自動車(EV)オーナー向けの充電サポートプログラム「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3 (以下、ZESP3)」の利用料金を、9月1日に改定し、日産EV専用のサービス(既存のZESP3加入者は日産EVを保有していない場合でも継続利用可能)としてリニューアルした。
併せて、日産販売店舗等(日産自動車販売店および事業所に設置されたe-Mobility Powerネットワークに加入する急速充電器)にてZESP3を利用し、急速充電器でEVを充電する際の電力を、100%再生可能エネルギー化すると発表した。
ZESP3は、日産販売店舗や高速道路のサービスエリア(SA)、コンビニ等に設置された、e-Mobility Power(イー・モビリティ・パワー)が運営する急速充電器・普通充電器を利用するための充電サポートプログラム。現在は、全国で約7,900基(ZESPカードで使用できる急速充電器は日産販売会社店舗急速充電器:約2,100基+NCS急速充電器:約5,800基の合計7,900基)の急速充電器を含む、約20,000基の充電器が利用できると云う。
今回のリニューアルでは、充電料金の課金単位が従来の10分単位から1分単位に変更される他、昨今の電気料金高騰の影響に伴い、料金が以下の通り改定される。また、「3年定期契約」の新規申込の受付が5月31日を以て終了となる(2023年5月31日までにプレミアムプランに付帯する3年定期契約が申込済みである利用者は次回の定期契約満期まで月額基本料金割引が適用される)。
・料金改定に伴い、プラン名称を「プレミアム10」から「プレミアム100」などに変更(自動)。
・カード利用開始時の事務手数料は1,650円/1枚。
・追加カード(1つのZESP3契約に対して充電サービスカードを1枚追加可能なオプション)は、月額基本料金2,200円。充電料金は契約プランに準じ、プランに含まれる無料充電分数は2枚のカードで共有。
・3年定期契約の解約違約金(13,200円)を、6月1日から8月31日の間、免責。
なお、ZESP3各プラン共通のサービスとして、レンタカー利用時に基本料金が最大50%割引となる「日産レンタカー割引サービス」、万が一の電欠時のレスキューコールや費用補償を行う「エマージェンシーサポート」(エマージェンシーサポート(レスキューコール+費用補償)の利用には、ZESP3利用料金の支払いを日産カードで行う必要がある)は、継続して提供されるとのこと。