日産自動車は7月6日、ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン7のニューヨークe-Prixへの参戦を発表した。
7月10日と11日にニューヨーク・ブルックリンのレッドフック・サーキットで開催されるニューヨークe-Prixは、第10戦および第11戦のダブルヘッダーとなる。
日産のグローバルモータースポーツダイレクターであるトマソ ヴォルペは、「メキシコでの勢いをそのままに、ニューヨーク大会に挑戦します。前回のレースで、ローランドがポールポジションと表彰台を獲得し、日産の新しいパワートレイン Gen2のスピードと効率性を証明しました。
ニューヨークでは、そのパフォーマンスをさらに高めていきます。日産のGen2パワートレインは、ロードカーとフォーミュラEのエンジニアが培ってきたノウハウが活かされています。フォーミュラEでの進化は、新型『日産アリア』のような今後の電気自動車の開発にも活かされます」と語った。
日産e.damsのチーム監督であるグレゴリー ドリオは、「メキシコでの結果を受け、チームはニューヨークに向けてパフォーマンスを正しい方向に進化させています。ただし、まだ望んでいるレベルには達していません。
シーズン5では、ブエミがポール・トゥ・ウィンを達成していますし、ドライバーとクルマ、どちらももっと能力を発揮できるはずだと思っています。チーム全体のパフォーマンスを高めるために、より一層努力していきます」と述べた。
■ドライバーコメント
オリバー ローランド
「メキシコでシーズン7初のポールポジションと表彰台を獲得できたのは素晴らしい体験でした。今はレースごとに、スピードと自信が増していくように感じています。日産の新Gen2パワートレインの速さは明確で、マシンやエンジニアとの連携もうまくいっています。あとは自分のペースを安定して発揮できれば、結果はついてくるでしょう。ニューヨークで再びレースができることをとても楽しみにしています」
セバスチャン ブエミ
「メキシコの予選で7位になったことは、ペースが改善してきていることを示しますが、結果はまだ私たちが望んでいるレベルではありません。チームやエンジニアと協力して、クルマが持っているパフォーマンスを最大限引き出せるよう努力していきます。今週末は、これまでのレース経験と、この素晴らしいブルックリンのコースに関する知識を総動員して、ポイントを獲得したいと思います」