日産自動車は、1月7日~10日に米国のラスベガスコンベンションセンターで開催される「Consumer Electronics Show(CES)2020」に出展する。
今回は、日本のおもてなしの心をテーマに、電気自動車クロスオーバー「ニッサン アリア コンセプト」や「アイスクリーム移動販売車」、「プロパイロット ゴルフボール」などの様々な展示物を通して、同社の未来のモビリティに対するビジョンを紹介する(北ホール6306)。
さらに、こうした先端技術が現実のものであること示すべく、新しい活用方法を考案し、ブースに展示。さらに全体のデザイン、レイアウト、香りに至るまで、日本の伝統的なおもてなしの心と気配りを細部に至るまで反映させたと云う。
日産のグローバルデザイン担当の専務執行役員、アルフォンソ アルバイサ氏は、CES出展に関して、以下のように話している。
「我々がお客さまにお届けしたいと考えているものは、日本のおもてなしの心です。それは今回日産ブースにお越しの方に対しても同じです。未来を感じさせる我々の最新車両や技術を通して感じるおもてなしの心やワクワク感、日本の匠の技をブースでも体感いただけるよう、心がけました」。
[日産ブースの見どころ]
■電気自動車クロスオーバー「ニッサン アリア コンセプト」
北米初公開となる「ニッサン アリア コンセプト」は、新しい電気自動車専用プラットホームをベースに、様々な先進技術を搭載する同社の技術とサービスの総称である「ニッサン インテリジェント モビリティ」を体現したモデル。
「ニッサン インテリジェント モビリティ」コーナーでは、搭載されている運転支援システム「プロパイロット 2.0」や電動駆動 4輪制御技術、音響メタマテリアルやニッサンコネクトXについて、エキスパートが説明する。
■ゼロ・エミッションの「アイスクリーム移動販売車」
100%電気LCV(小型商用車)「e-NV200」をベースに、再利用可能バッテリー、太陽光による再生可能エネルギーの生成を組み合わせたコンセプトカー。
モーターは40kWhのバッテリーで駆動するが、搭載設備には日産の第一世代の電気自動車から回収されたリチウムイオン電池を再利用したポータブル蓄電バッテリーから給電し、アイスクリームを提供する。
■プロパイロット ゴルフボール
先進運転支援システム「プロパイロット 2.0」から着想を得て開発された常にカップを目指して進むゴルフボール。
ブース内のパッティンググリーンでは、頭上に取り付けたカメラがゴルフボールとカップの位置を検知。センシング技術とボール内の電動モーターにより、打ったボールをカップまでナビゲートする。
■パワーセルフィ
パワーセルフィブースでは、高出力のファンと特殊効果により、0-100km/h 2.8秒を誇る100%電動レースカーの加速性能を再現したショートムービーの撮影が可能。
■フォーミュラE レースカー
電気自動車フォーミュラカーレース「FIAフォーミュラE選手権」の新シーズン用、和をテーマにしたカラーリングのマシンを展示。
■日産リーフ e+
日産リーフに大容量バッテリーを搭載し、航続距離を40%向上させたモデル。運転支援システム「プロパイロット(米国市場名:プロパイロット アシスト)」やワンペダル操作が可能な「e-Pedal」などの先進技術も搭載されている。
日産のCES 2020に関する最新ニュースは、同社グローバルニュースルーム内のCES 2020ページ<https://global.nissannews.com/ja-JP/ces2020>や日産のTwitter、Instagram、YouTube、LinkedInページ(ハッシュタグ:#Nissan #CES2020 #NissanCES)で随時公開される。