日産自動車は4月27日、来たる4月30日にモナコ市街地のサーキットで開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権の第6戦に参戦する。( 坂上 賢治 )
世界的に有名なモンテカルロの市街地コースだが、今回は港に沿ったシケインのレイアウトが昨年から変更される予定。ヘアピンカーブ、長いトンネル、タイトなシケイン、急な高低差など、モンテカルロの市街地コースはドライバーに極限まで試練を与える。
日産フォーミュラEゼネラル・マネージャー兼マネージング・ダイレクターであるトマソ ヴォルペは「モナコ入りすると、モータースポーツの歴史と情熱をひしひしと感じます。
日産の電気自動車(EV)がいかにエキサイティングでパワフルであるかを証明するのに、これほど適した市街地サーキットはないでしょう。
今回はコースレイアウトが変更されるため、昨シーズンのデータを基にセットアップすることができません。つまり、それまでにシミュレーターで行う準備が肝になります。
チームはレースに向け最適なセッティングを見つけるため、懸命に取り組んでいます。今年はフリー走行の時間も少ないので、現地でいろいろな設定を試す時間もありません。
クルマが現地に到着するまでに、すべて準備しておかなければならないのです。前回のe-Prixは競争が激しかったので、今回は予選で良い結果を残し、上位からレーススタートができるようにベストを尽くします 」と述べた。
ドライバーコメントは以下の通り
セバスチャン ブエミ:「モナコがとても楽しみです。過去に2回優勝し、2回ポールポジションを獲得しているモナコでレースができるのは素晴らしいことだと思います。前回のローマでは2ポイントを獲得しましたが、もっと上を目指します。
モナコに向けて懸命に準備しているので、このサーキットで走るのが待ち遠しいです。チームにもドライバーにとっても、正しいセッティングを見つけるのは大きなチャレンジですが、いい結果を出したいですね」
マクシミリアン ギュンター:「モナコはフォーミュラEの見どころのひとつであり、ドライバーは皆ここで勝利を挙げたいと考えています。多くのモータースポーツの歴史があり、幼いころ、憧れのヒーローがこのサーキットで戦っているのを見た思い出がたくさんあります。
素晴らしいサーキットですし、挑戦するには最高の場所です。フォーミュラEマシンと私たちのレースのやり方は、このサーキットにとても合うと思います。自分のホームでもあるし、自宅のベッドで寝て、家で朝食をとり、数分でパドックに着くというのが本当に最高です。多くのポイントを獲得できるよう懸命にレースします」
当日のテレビ放送・映像配信は以下のURLの通り
https://www.fiaformulae.com/en/watch/ways-to-watch