日産自動車は2月16日、NEXCO中日本とともに、電気自動車(以下「EV」)をサステナブルの観点から世の中に広く普及させるための啓発活動として、日産車だけでなく全てのブランドのEVオーナーへプレミアムな体験を提供するプロジェクト「GREEN PASS powered by NISSAN」を開始すると発表した。
プロジェクトでは、E1東名高速道路の海老名サービスエリア下り内において、EVオーナー限定のラウンジ「GREEN LOUNGE」の設置や、5カ所のサービスエリアとパーキングエリア内で使える「GREEN COUPON」の配布を2月17日(木)から3月16日(水)までの期間限定で実施する。
日産自動車は、2010年に世界で初めてグローバルな量産型EV「日産リーフ」を発売して以降、EVの普及を通したゼロ・エミッション社会の実現を目指し、電動車両と電動化技術の普及促進に向け取り組んできた。
「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」という政府の表明は、自動車業界に大きな衝撃をもたらし、世界的な脱炭素、電動化の流れの中、自動車産業の未来が注目されている。一方で、現在日本のEV普及率は、全体の約0.9%程度であり、これまでEVを普及させるための活動は、環境省によるゼロカーボンドライブプロジェクトなどはあったものの、民間主導で大きな展開をしているものは多くなかった。
そこで、EVのパイオニアとしてビジネスに取り組んできた日産自動車は、EVがより受け入れられやすい環境を用意することでEVの普及を推進したいと考え、今回、NEXCO中日本と手を組み、日産車だけでなく、他ブランドも含めた全てのEVオーナーのカーライフを一層プレミアムなものとし、EVに乗ること、EVを選ぶことの価値を高めるための取り組みを実施するという。今回は、サステナブルな社会を目指して地方自治体をはじめ、各所と連携してきた日産自動車だからこそできる取り組みとしてNEXCO中日本と協同し、EVオーナー専用の特別な空間や特典を提供するプロジェクトとして「GREEN PASS」を企画している。