日産自動車は4月1日、電池サプライチェーン(電池の材料、部品およびその原料に関わる産業)の国際競争力強化を推進する新団体「電池サプライチェーン協議会(以下、BASC)」に加入したと発表した。
電池サプライチェーン協議会は、今年4月1日に一般社団法人として設立された、脱炭素社会実現に向けて電池サプライチェーンの国際標準化や電池エコシステム構築等の活動を行う新団体。
日産は、2010年に電気自動車(EV)「日産リーフ」を発売して以降、グローバルで累計50万台以上を販売している他、EVの「走る蓄電池」としての価値を活用して災害対策、過疎化、観光、エネルギーマネジメント等の地域課題を解決する「ブルー・スイッチ」活動を推進。
今年1月にはまた、2050年までに事業活動を含むクルマのライフサイクル全体(*)においてカーボンニュートラルを実現するという新たな目標を発表している。
日産は、脱炭素社会の実現に貢献するため、今後もEVのラインアップを拡充し、車両の電動化を推進。EV開発で得た知見やノウハウを役立てて、志を共にするBASCの仲間と共に積極的に取り組んでいくとしている。
*)ライフサイクル全体:原材料の採掘から、生産、クルマの使用、使用済み自動車のリサイクルや再利用までを含む。
[電池サプライチェーン協議会の概要]
– 団体名称:一般社団法人 電池サプライチェーン協議会
(英語表記:Battery Association for Supply Chain; BASC)
– 設立:2021年4月1日
– 目的:電池サプライチェーンの健全な発展を図る。
– 会員:電池サプライチェーン関連企業約50社(設立時点)
■電池サプライチェーン協議会:https://www.basc-j.com
■(日産)ブルー・スイッチ:https://ev2.nissan.co.jp/BLUESWITCH/