日産自動車と同社関連会社のフォーアールエナジー(4R)、福島県浪江町は、3月22日、電気自動車「日産リーフ」の使用済バッテリーを再利用して製作した「外灯」を設置するプロジェクト、「THE REBORN LIGHT」を発表した。
同社は、自動車が本格的なEVへシフトしつつある中、バッテリーの多量生産、多量廃棄という問題に、近い将来直面することが予想されるとしている。
そこで、東日本大震災からの復興に向けて新しいインフラを必要とする浪江町は、日産と4Rの協力の元、「日産リーフ」の中古バッテリーを再利用するプロジェクトを開始。
「THE REBORN LIGHT」プロジェクトでは、日産と4Rが、ソーラーパネルの発電と「日産リーフ」の中古バッテリーを組み合わせることで、電線やコンセントを全く必要としない、完全オフグリッドで点灯する外灯を製作。浪江町が、これを、外灯が必要な町内各所に設置する。
まず、浪江町に開所する4Rのバッテリー再生工場で、3月26日に試作機を試験点灯、その後2018年度に、順次設置していく予定だと云う。
「THE REBORN LIGHT」は、震災からの復興を進める浪江の町に灯りをもたらし、町民の生活を支援する。
浪江町と日産、4Rは、このプロジェクトを発端に、今後、浪江町の更なる活性化、そして新たな産業の誕生に期待しているとコメントしている。
「THE REBORN LIGHT」HP : http://www.nissan.co.jp/THEREBORNLIGHT/