日産自動車は3月8日、2023年4月1日付の役員体制の変更を、以下の通り発表した。
日産は、事業構造改革を通じて、従業員一人ひとりが能力を最大限に発揮することができる企業文化の醸成に取り組むなか、今回の役員体制の変更により、リーダーシップをより一層強化し、長期ビジョン「Nissan Ambition 2030(日産アンビション2030)」の実現に向けた取り組みを加速していくとしている。
[役員体制の変更](2023年4月1日付)
・米国のマーケティング、カスタマーエクスペリエンス担当 リージョンVPのアリソン・ウィザースプーンは、常務執行役員(CVP)に就任し、グローバルマーケティング、ブランド、マーチャンダイジングを担当。星野朝子副社長(EVP)にレポートする。
・グローバルマーケティング担当 理事(VP)のポナッパ・パンディクシラは、アメリカズのリージョナルSVP、ならびにアメリカズのチーフプランニングオフィサーに就任。ジェレミー・パパン専務執行役員(SVP)、アメリカズマネジメントコミッティ議長にレポートする。
・グローバルアフターセールスサービス部品事業本部 理事(VP)の佐藤慶一は、グローバルアフターセールス常務執行役員(CVP)に就任し、アシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)にレポート。現在、同業務を担当しているマイケル・スーター常務執行役員(CVP)は、3月末で休職する。
・オペレーション戦略室 理事(VP)の松山昌史は、現担当に加え、中国事業部を担当し、加えて日産(中国)投資有限公司(NCIC)社長に就任。引き続き、グプタCOOにレポートする。NCIC現社長の木俣秀樹は、日産グループ内のマネジメントポジションに就任する予定。
・コーポレート市場情報統括本部 本部長の桐竹里佳は、理事(VP)に就任し、コーポレート市場情報統括本部、アップストリームプライシングを担当。引き続き、グプタCOOにレポートする。
・生産企画統括本部、サプライチェーンマネジメント本部 常務執行役員(CVP)の真野仁志は、専務執行役員(SVP)に就任し、生産企画統括本部、サプライチェーンマネジメント本部、グローバルBCPマネジメントを担当。引き続き、坂本秀行副社長(EVP)にレポートする。
・電子技術・システム技術開発本部 理事(VP)の吉澤隆は、常務執行役員(CVP)に就任し、電子技術・システム技術開発本部、コネクティドカー&サービス技術開発本部を担当。引き続き、中畔邦雄副社長(EVP)にレポートする。
・Cセグメント(SUV)担当 プログラムダイレクター(PD)の村瀬琢は、購買担当の理事(VP)に就任し、長谷川博基専務執行役員(SVP)にレポートする。
・グローバルISデリバリー本部 本部長の増永大介は、理事(VP)に就任し、グローバル戦略企画&コントロール、グローバルDX促進を担当。引き続き、的場保信常務執行役員(CVP)、チーフ インフォメーション オフィサーにレポートする。能丸実理事は退任し、ISトランスフォーメーションリードを担当する。
・コーポレートマネジメントオフィス 本部長の信太好美は、理事(VP)に就任し、コーポレートマネジメントオフィス、コーポレートガバナンス部、取締役会室を担当。引き続き、渡部英朗専務執行役員(SVP)にレポートする。
・グローバルインフィニティ担当 専務執行役員(SVP)のペイマン・カーガーは、3月末で退任。後任者が決まるまで、オルガ・フィリッポバ本部長が、同業務を引き継ぎ、星野EVPにレポートする。
・グローバルセールス、カスタマークオリティ・ディーラーネットワークデベロップメント担当 常務執行役員(CVP)のアントワーヌ・バルテスは、3月末で退任。後任者が決まるまで、マイラ・ゴンザレス本部長が、同業務を引き継ぎ、星野EVPにレポートする。
BCP:事業継続計画(Business Continuity Plan)の略。
SUV:スポーツユーティリティビークル(Sport Utility Vehicle)の略。
DX :デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略。
日産は今回の変更により、各市場のニーズを満たす将来モビリティの実現に向けた計画により一層注力すると共に、グローバルに開発と生産の競争力を向上させ、「Nissan Ambition 2030」の実現に向けて電動化戦略をさらに推進していくとしている。