日産自動車は3月10日、2021年4月1日付の役員体制の変更を、以下の通り発表した。
今回の変更により、事業構造改革「Nissan NEXT」をより一層強力に推進し、安定的な収益の確保とイノベーションの追及による電動化の推進、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速。また、グローバルとリージョンの統合をより強化し、事業運営のスピードを高めることでより競争力を向上させるとしている。
[役員体制の変更(2021年4月1日付)]
・最高財務責任者(CFO)であるスティーブン=マ―氏は、専務執行役員でチーフサステナビリティオフィサーである田川丈二氏が現在担当しているIR部を引き継ぐ。
・AMIEO(アフリカ/中東/インド/ヨーロッパ/オセアニア)マネジメントコミッティ副議長、AMIEOマーケティング&セールス担当、AMI社長である専務執行役員のギョーム=カルティエ氏は、AMIEOマネジメントコミッティの議長となり、チーフクオリティオフィサー兼副チーフパフォーマンスオフィサーであるクリスチャン=ヴァンデンヘンデ氏にレポートする。なお、AMIEOマネジメントコミッティの現議長で専務執行役員のジャンルカ=デ・フィッシ氏は、アライアンスのシニアポジションに就任する予定。
・北米マネジメントコミッティの副議長で、北米の財務責任者であるジェレミー=パパン氏は、専務執行役員に昇格してアメリカズ マネジメントコミッティの議長に就任し、ヴァンデン=ヘンデ氏にレポートする。
・グローバルセールス、カスタマークオリティー、ディーラーネットワーク、プロダクトマーケティングを担当する専務執行役員のレオン=ドサーズ氏は、新たにAMIEOのマーケティング&セールスを担当する専務執行役員、リージョナルSVPとなり、カルティエ氏にレポートする。なお、現在の担当業務についても、後任者がアナウンスされるまで引き続き担当する。
・専務執行役員のアトゥール=パスリチャ氏は、プロダクト プログラム プロフィタビリティ マネジメント、グローバルR&Dコントロール、M&A及びパートナーシップ ファイナンス、アライアンス コスティング オーガニゼーションを担当し、CFOのスティーブン=マー氏にレポートする。
・追浜工場長で理事の小幡泰彦氏は、専務執行役員に昇格し、日本及びアセアンの生産事業本部と、グローバルオペレーションマネジメントを担当し、副社長の坂本秀行氏にレポートする。なお、現在、日本生産事業本部を担当している専務執行役員の本田聖二氏は、日産グループ内のマネジメントポジションに就任する予定。
・購買を担当する常務執行役員、アライアンスグローバルVPの長谷川博基氏は、専務執行役員、アライアンスSVPに昇格し、最高執行責任者(COO)のアシュワニ=グプタ氏と購買担当のアライアンスEVPにレポートする。なお、担当業務に変更はない。
・コーポレートガバナンス、コーポレートマネジメント、取締役会室を担当する理事の坂根学氏は、常務執行役員、アライアンス グローバルVPに昇格して購買を担当し、長谷川博基氏にレポートする。なお、現在、購買を担当しているVPの河井芳浩氏は、3月末で退任する。
・グローバルレベニューコントローラーで、リージョンズ パフォーマンス オプティマイゼーションを担当する常務執行役員のカルロス=セルヴィン氏は、現在パスリチャ氏が担当しているグローバルものづくりコントロールとCAPEXコントロールを担当業務に追加し、CFOのスティーブン=マー氏にレポートする。
・現在、三菱自動車の製品開発本部を担当する執行役員である藤本直也氏は、常務執行役員、アライアンス グローバルVPに就任してカスタマーパフォーマンス&CAE・実験技術開発を担当し、副社長の中畔邦雄氏にレポートする。
・現在、カスタマーパフォーマンス&CAE・実験技術開発を担当する常務執行役員、アライアンス グローバルVPの山口武氏は、スペシャルプロジェクトを担当する常務執行役員としてCOOのグプタ氏にレポートする。
・経営戦略本部の理事である木俣秀樹氏は、日産(中国)投資有限公司(NCIC)の総経理に就任し、中国マネジメントコミッティ議長で専務執行役員の山崎 庄平にレポートする。なお現在、NCICの総経理を務めている西林隆氏は理事を退任し、中国のアドバイザーポジションに就任する予定。
・車両生産技術開発本部のアライアンス グローバル ダイレクターである菊池英司氏は、理事に昇格して栃木工場を担当し、小幡泰彦氏にレポートする。なお、現在、栃木工場長で理事の中村卓也氏は、日産グループのマネジメントポジションに就任する予定。
・AMIモノづくり部のリージョナルVPである久松太久司氏は、理事に昇格して追浜工場を担当し、小幡泰彦氏にレポートする。
・日本人事、ダイバーシティディベロップメント、グローバル ストラテジックワークフォースプランニング、グローバルコンペンセーション・ベネフィット、秘書室を担当する常務執行役員の井原徹氏は、人事責任者代行及びダイバーシティディベロップメント、組織開発、秘書室を担当する常務執行役員として、最高経営責任者(CEO)の内田誠氏にレポートする。なお、グローバル人事を担当していた専務執行役員の高橋雄介氏は3月末で退任する。