三股町と、九南、日産自動車、宮崎日産自動車および日産サティオ宮崎の5者は、7月8日、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結した。
この協定は、三股町で災害による停電が発生した際、九南が営業車として所有している電気自動車(EV)「日産リーフ」と、日産の販売会社から貸与する電気自動車(EV)「日産リーフ」を電力源とした災害時の電力供給体制の構築と、EVの「走る蓄電池」としての価値の普及を目的とした協定で、ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の『ブルー・スイッチ』活動としては137件目の取り組みとなる。
【協定の概要と主な連携内容】
電気自動車を活用した「災害連携協定」の概要は、以下の通り。
・三股町で災害を起因とする停電が発生した際、町が指定する避難所等に、九南が所有する電気自動車(EV)「日産リーフ」と、日産の販売会社の店舗に配備している電気自動車(EV)「日産リーフ」を無償で貸与し、EVからの給電により、災害時にも避難所等で継続して電力が供給できる体制を整え、町民の生命及び身体の安全を守る。
・三股町、九南、および日産自動車、宮崎日産自動車、日産サティオ宮崎は、平常時も電気自動車(EV)の普及促進を行うほか、町のイベントで使用する電力を電気自動車(EV)から供給することで、電気自動車の「走る蓄電池」としての活用を町民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。
三股町は、令和2年度に、公用車として電気自動車「日産リーフ」2台や、電気自動車から電気を取り出す可搬型給電器(2台)を導入しており、これらの積極的な活用を図ることで、環境・防災力向上に努めていく。
三股町、九南、日産自動車グループは、協定締結を機に、電気自動車(EV)を活用した、環境に優しく災害に強い持続可能なまちづくりを推進し、美しい自然環境を未来に残すため、EVの普及を通じた地域課題の解決、脱炭素化社会実現、SDGs達成に向けて、更に連携を強化していくとしている。