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2025年1月14日【イベント】

日産フォーミュラEチーム、メキシコシティで勝利

坂上 賢治

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日産自動車は1月14日、同社の日産フォーミュラEチームが参加したABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11の第2戦に於いて、オリバー ローランド選手がGEN3 EVOでの初勝利を飾ったことを発表した。

 

ローランド選手は予選セッションで準決勝へ。決勝グリッドは4番手に並んだ。ステディなスタートを切った後の2週目のターン1で3位に上がり、レース中盤にオーバーテイクを成功させて更に順位を上げた。

 

 

この間、他のドライバーの様子を伺うローランド選手はアタックモードを後半まで温存。セーフティカー導入後の再スタート後に残りのパワーを活用して首位に浮上。メキシコでの今季初勝利を収めた。

 

 

一方、チームメイトのノーマン ナトー選手は、フラストレーションの多い予選の後、18位からスタートし、接近戦の中で周囲と激しく戦い、クリーンな走りで順位を5つあげて13位でフィニッシュした。

 

この結果を受け、日産はシーズン11の最初の2ラウンドを終えた現時点で、マニュファクチャラーズランキングで2位に浮上。ローランド選手もドライバーズランキングで同じく2位に付けた。次戦は2月14日~15日に、今季初のダブルヘッダーが行われるサウジアラビア ジェッダでの初開催ラウンドが予定されている。

 

 

今回の成果に、日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターのトマソ ヴォルペ氏は、「日産にとって非常に重要な市場であるメキシコに於いて、応援してくれているファンの前で勝利できたことはチームにとって最高の結果です。

 

ローランドは残りの数周で見事なオーバーテイクを成功させ、素晴らしい走りを見せてくれました。ナトーも良いスピードを見せましたが、予選でのミスによりスタートポジションを下げてしまい、全体を通して堅実なドライブを見せたにもかかわらず、大きな影響を受けてしまいました。しかし、全体としては満足しており、今回のパフォーマンスは残りのシーズンに向けて大きな自信になります」と語った。

 

 

またオリバー ローランド選手は、「メキシコでの勝利を非常に嬉しく思います。ここには熱いファンがおり、素晴らしいスタジアムがあり、勝ちたいと思っていたコースです。チームの戦略がうまく機能しましたが、セーフティーカーのタイミングが悪く、ちょうどアタックモードを起動したところでした。

 

しかし、幸運にもレース再開後に約1分の追加パワーが残っていて、オーバーテイクに向けてここで決めるという気持ちで攻めました。デュエルで小さなミスがあったのですが、チームのためにこの勝利を得ることができて、信じられない気持ちです」と緒戦での優勝を喜んだ。

 

 

チームパートナーのノーマン ナトー選手は、「レースを通じて大きな可能性を示せましたが、残念ながら予選の重要なタイミングでうまくまとめることができませんでした。

 

ピットインのタイミングが早かったため、デュエルに進むために必要なタイヤ温度のマネージメントが上手くできず、メキシコのコースではこれが大きく影響してしまいました。ポジティブな点としては、チームがマニュファクチャラーズランキングで2位になり、ローランドが勝利したので、私たちは正しい方向に進んでいるという点です」と話している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。