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2024年5月27日【イベント】

日産フォーミュラEチーム、終盤の上海戦でポイント獲得

坂上 賢治

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日産自動車は、今転戦の終盤が迫るなかフォーミュラE世界選手権シーズン10の第11戦と第12戦に参戦し、両レースともにトップ10入りを果たした。またオリバー ローランド選手が初となる上海国際サーキットに於けるレースで2日連続のポイントを獲得した。

 

 

土曜日の第11戦の予選でローランドはデュエルに進み、決勝は2番手でスタートとなった。その後、トップグループで終始激しいバトルを繰り広げながら4位でゴールし12ポイントを獲得した。

 

また非常にタイム差が拮抗した予選セッションで、サッシャ フェネストラズ選手は22番グリッドとなったが、決勝では何度もオーバーテイクを重ねて順位を11位まで上げて、11位でゴールした。

 

 

続く第12戦では、ローランド選手はグループAでトップタイムを記録し再びデュエルに進出。フェネストラズも同じくグループAでローランド選手にコンマ1秒遅れ、6位でゴールした。8番手と12番手で決勝をスタートした2人は、28周のレースを中盤で激しく競り合い、ローランド選手が10位でゴールしポイントを獲得した。

 

次戦のフォーミュラEは4週間後となる6月29日(土)、30日(日)に、米国ポートランドでラウンド14・15戦のダブルヘッダーでの開催となる。結果、シリーズは残すところ4戦のみとなった。

 

上海戦について日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペ氏は、「ベルリンで好成績を収めたあとだけに、期待していたような週末ではありませんでした。

 

ただタイトで激しいバトルが展開されたので、両レースでポイントを獲得できたことはうれしく思っています。土曜日はローランドがいい走りを見せて4位、サッシャは多くのオーバーテイクを成功させましたが、ポイント圏内でフィニッシュできず残念でした。

 

日曜日は追い抜きが難しく、タフなレースでした。両ドライバーともスタートでつまづき、挽回に苦戦しましたが、来月のポートランド戦まで時間があるので現在3位のチームランキングを確実にするため、改善すべき点を見極めます」と振り返った。

 

またオリバー ローランド選手は、「土曜日は予選は好調で決勝は最前列でスタートを切ることができました。先頭グループでゴールまで激しいレースで、表彰台には届きませんでしたが、多くのポイントを獲得できたことは満足しています。

 

日曜日の予選では、デュエルに進出はしましたが、もっと上を狙えたと思います。決勝戦も追い抜くのが難しく、厳しいレースでしたが、なんとかポイントを取ることができ、全体的にはまずまずの結果でした。次のポートランド戦までの準備に最善を尽くします」と語った。

 

更にサッシャ フェネストラズ選手は、「土曜日は予選の結果が振るわず、難しい1日でした。1周のペースは改善しており、何台もオーバーテイクできたのですが、ポイントを逃したのは残念です。

 

日曜日の予選結果は良かったのですが、決勝でバッテリーの温度管理に苦戦しました。一歩一歩改善しているので、ポートランドとロンドンに向けて全力を尽くす前に、少し休んで気持ちを切り替えたいです」と話している。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。