NEXT MOBILITY

MENU

2024年1月29日【イベント】

日産フォーミュラEチーム、ディルイーヤで3位表彰台

坂上 賢治

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は1月27日、サウジアラビアのディルイーヤで開催されたABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン10の第2戦と第3戦に参戦。

 

ダブルヘッダーで行われた第2戦ではローランド選手が13位、フェネストラズ選手はリタイアとなり、第3戦ではオリバー ローランド選手が3位表彰台を獲得。またサッシャ フェネストラズ選手も6位に入賞してチーム合計で26ポイントを獲得した。

 

 

第3戦の予選でフェネストラズ選手はグループAでトップに立ち、デュエルの準々決勝まで勝ち進んだ。一方ローランド選手はグループBで最速タイムを記録した後、3つのデュエル全てに勝利して決勝のポールポジションとポールポジションに与えられる3ポイントを獲得した。

 

対してローランド選手は決勝のスタートで順位を落としたが、レース終盤に粘りを見せて3位、チーム復帰3戦目にして表彰台を獲得した。

 

フェネストラズ選手は序盤からバトルを繰り広げ、終盤はトップ集団に加わる力強い走りを見せて6位となり今季初ポイントを獲得した。

 

 

日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターのトマソ ヴォルペ氏は、 「第3戦はチームにとって、これまでの努力が報われた本当に良いレースした。

 

ダブルヘッダー初日はペースが上がらず悔しい思いをしましたが、しっかりと調整して2戦目に挑むことができました。26ポイントの獲得は素晴らしい結果です。予選では2台ともデュエルに進出し、ローランド選手はポールポジションを獲得しました。

 

そして決勝でローランド選手が3位、フェネストラズ選手が6位に入ったことは、チームとして大きなステップを踏み出したことを示しています。次戦までは時間があるので、この走りをブラジル大会でも再現できるよう、しっかり準備していきます」と述べた。

 

 

またオリバー ローランド選手は、「チームにとって素晴らしい結果を残すことができました。これからのシーズンに向けて大きな自信になります。初日は残念な結果でしたが、2日目は立て直してポールポジションを獲得することができました。

 

決勝のスタートではホイールスピンをしてしまい、トップをキープできずに残念でしたが、それでも表彰台を獲得できてとても嬉しいです。

 

マシンにはシーズン当初から高いポテンシャルがあったので、この結果は大きな意味を持ちます。優勝を目標に日産チームに戻ったので、さらに良い結果を目指して次戦に挑みます」と語った。

 

 

サッシャ フェネストラズ選手は、「アップダウンの激しい週末でした。初日は不本意な結果となり悔しい思いをしましたが、2戦目はマシンのセットアップを変更し、ペースを上げることができました。

 

ローランド選手の走りは素晴らしく、ポールポジションにふさわしい内容でしたね。決勝ではマシンのフィーリングも良かったですし、自分がポイントを獲得できたことも、チームがトロフィーを獲得できたことが本当に嬉しいです。

 

これまでも良い準備が出来ていますし、次戦まで少し時間もあるので、今回のレースをしっかりと分析し、さらに良い結果を残したいと思います」と話している。

 

なおチームは3月16日にブラジルで行われるシーズン第4戦サンパウロe-Prixに挑む。また3月30日に開催されるシーズン第5戦の東京大会で、フォーミュラE初となるホームレースに挑むことになる。

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。