日産自動車は4月11日、イタリア・ローマで4月9日と10日に開催されたABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン8の第4セント第5戦に参戦し、チームとして2ポイントを獲得したと発表した。
第4戦は、セバスチャン ブエミ選手が予選17位で決勝は16位、マキシミリアン ギュンター選手は予選16位からスタートしたが、決勝は衝突のためリタイアとなった。第5戦は、ブエミ選手が15番手から決勝をスタートし、レース終盤の追い上げで、最終的に9位入賞を果たした。ギュンター選手は16番手からのスタートで、1周目にパンクに見舞わるアクシデントがあったが、最後尾から追い上げ、11位でゴールした。
日産フォーミュラEのゼネラルマネージャーであるトマゾ ヴォルペ氏は「予選をうまく活かすことができませんでした。ただ、2日目のレースでは、二人ともポジションを挽回することができました。後方からのスタートでしたが、ブエミはトップ10入りしてポイントを獲得し、ピットインしなければならなかったギュンターも、ポイント圏内に近づいてフィニッシュしました。厳しい連戦でしたが、良い手応えも得ることができたように思います。ただ、期待したような結果が得られていないので、今後の課題として引き続き取り組んでいきます。次のモナコでのレースを楽しみにしています」と述べた。
■ドライバーコメント
<セバスチャン ブエミ選手>
「波乱万丈の週末でしたが、なんとか2ポイントを獲得することができました。何もないよりはよかったと考えるようにしています。次のモナコではベストを尽くします。これから多くのデータを分析して、どこをどう改善すればいいか考えていきます」
<マクシミリアン ギュンター選手>
「10位以内を狙っていましたが、土曜日の予選では、オリバー ローランドと接触してフロントサスペンションにダメージを負い、結果的にリタイアとなってしまいました。また、今日の予選では、勢いが足りませんでした。決勝は16番手からスタートしたのですが、すぐにパンクしてしまいました。レース終盤は何とかポイント圏内に近づいたと思ったのですが、攻め続けるにはエネルギーが足りませんでした」