日産自動車は6月10日、教員向けオンラインプラットフォームを開発・運営するARROWS(アローズ/*)と、先進技術を通じてクルマと社会の関わりについて学ぶ小学生向けの教材「つくろう!未来の自動車」を共同制作すると発表した。
両社は、8月完成を目指して教材を制作、ARROWS運営のプラットフォームでの普及・利用促進を図る。
「つくろう!未来の自動車」は、小学5年生の「社会科」を対象に、電気自動車(以下、xEV)や自動運転技術など、クルマに関する先進技術の解説や、その裏にある開発の目的や込められた想いを紹介するスライド・映像と、児童たちが自ら未来のクルマを考えるワークシートなどで構成。自動車に関する先進技術を学びながら、児童同士や家族との対話を通じて、自ら未来や環境を様々な角度から考えることの出来る内容になると云う。
車両の電動化を通じた「ゼロ・エミッション」、そして日産車が関わる交通事故の死者数を実質ゼロにする「ゼロ・フェイタリティ」の実現に向けて取り組む日産は、教材の完成後も、教材の制作や改良を加え、未来を担う次世代の育成にも継続的に取り組んでいくとしている。
一方、「先生ファースト」を掲げ、教育現場が抱える課題の解決に取り組むARROWSは、日産の自動車技術や開発への想いを起点に、子供たちに「技術進化・環境に良い行動」が広く認知されるよう努めていきたいとしている。
*)ARROWS:全国の先生が情報共有できる国内最大級のオンラインプラットフォーム「SENSEI ノート」などを開発・運営。2017年から、各領域のリーディングカンパニーと組み、先生向けに教材のオリジナル授業サービス「SENSEI よのなか学」の開発・提供を開始。
■ARROWS: https://arrowsinc.com/