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2022年3月25日【MaaS】

日本工営、インドネシアのジャクリンコ社とMaaSで連携

NEXT MOBILITY編集部

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日本工営は3月25日、PT Jakarta Lingko Indonesia(以下「ジャクリンコ社」)と、MaaS分野で連携する覚書を締結したことを発表した。

 

ジャカルタ州政府が推進するMaaSプラットフォーム開発・運営(MaaSレベル4)を含めたジャカルタ首都圏の複数の公共交通(鉄道、バス等)を対象とした決済システム統合プロジェクト「Jabodetabek Transportation Payment Integration Electronification project」(以下「EIPTJプロジェクト」)を主導するジャクリンコ社は、既存公共交通オペレーター4社により設立され、MaaSアプリを通して蓄積される利用者の移動に関するビッグデータを保有している。日本工営は、その解析などに協力することで、将来的なMaaSプラットフォームを基盤とした新サービスの実現や派生する新たなビジネスの創出につなげていくという。

 

EIPTJプロジェクトは、ジャカルタ首都圏で公共交通機関の利用者を増やし、二酸化炭素排出量の削減や交通渋滞が引き起こす大気汚染を防ぎ、環境改善を目指す長期プロジェクト。ジャカルタ州政府は2021年、官民連携プロジェクトを立ち上げ、鉄道やバスなど異なる事業者間の定額運賃の設定や、共通決済システムの導入を進めている。

 

日本工営は同国マカッサル市をはじめ、移動ビッグデータを活用した実証実験や取組みを多数手掛けており、渋滞箇所の特定や交通状況の可視化、渋滞緩和ルートの選定などによる交通改善から、人流を含む多様なデータに基づくエリア・都市開発のノウハウを有している。そうしたノウハウを活かし、ローカルパートナーであり、EIPTJプロジェクトにも参画しているPT AINO Indonesiaとの協業のもと、ジャクリンコ社とともにMaaSアプリを通じて得られるデータの分析、ビジネスモデル作成および実効性の検証などを実施。ビッグデータの持つ価値を引き出し、信頼度の高い戦略立案・コンサルティングサービスの提供、関連する新たな事業参入、スマートシティの実装を目指す。

 

また、ジャクリンコ社との連携やEIPTJ プロジェクトから得られた知見・ノウハウを活用し、将来的にはインドネシア国内他都市への展開、さらには他国・地域にも展開して新サービスやビジネスにつなげていく予定だとしている。

 

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。