日本通運の現地法人、韓国日本通運(以下、韓国日通)は11月、韓国仁川空港の拠点で、医療機器産業における顧客要求事項および規制要求事項を満たすサービス提供のための品質マネジメントシステムである国際規格「ISO13485」認証を取得した。
医療機器は精密な構造を持ち、人の生命に関わるため、取り扱いには高い品質と厳しい管理が求められている。また、その販売物流・調達物流には、国によって異なる規制への対応が必要になる。
韓国では、新型コロナウィルス感染の発生以降、政府・管理当局による医療機器の輸出強化が推進され、それに伴い、法規制が厳格化。保管・配送・付帯サービスの領域においても同様に、規制の強化が見込まれると云う。
そこで今回、韓国日通は、韓国における日系フォワーダー初となる、国際規格「ISO13485」認証を取得。今後、規格で定めた要件に合致した運用管理を行うことで、医療機器の安心・安全な物流サービスを提供するとしている。