日通国際物流(中国)有限公司と欧州日本通運有限会社は2月18日、2月7日から、中国・蘇州発欧州向けクロスボーダー鉄道輸送の定期便サービスを開始したと発表した。
【サービスの特長】
・多くの企業が集積する華東エリアに位置する、蘇州西駅を利用。
・蘇州鉄道運行事業者とのブロック・スペース契約の締結により、大量かつ柔軟なスペース確保が可能となる。
・週1便(毎週日曜日発)で、蘇州からポーランド・マワシェビチェ、ドイツ・ハンブルクとデュイスブルクに到着する定期便サービスを提供する。
【サービス開発の背景】
日本通運では2015年11月から中国欧州間クロスボーダー鉄道輸送サービスを、航空輸送と海上輸送の中間に位置する「第3の輸送モード」として商品開発し、西安駅を中心とした中国内の主要な駅からの鉄道輸送サービスを提供している。
現在、中国欧州間の輸送は本船のスペース不足の影響を受け、国際鉄道の需要が急増しており、中国国内主要駅発欧州向けの鉄道においてもスペース不足の状況が続いている。これにより、顧客の中国欧州間の鉄道を利用した輸送ニーズが高まっていることから、新たなサービスを開発した。
【今後の展開】
・欧州発蘇州向け鉄道輸送サービスの開発を進める。
・蘇州発ロシア・モスクワ向けやベトナム・ハノイ向けの鉄道輸送サービスの開発を進める。
– 国際鉄道輸送に関する同社のサイト