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2021年1月6日【経済・社会】

ナイル、地方の新成人対象に「車が持たない理由」を調査

NEXT MOBILITY編集部

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ナイルは、東京都を除く全国の新成人(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)に、生活に車が必要かや、理想の車はどんな車かなどについて、インターネット調査を実施。1月6日、その調査結果を発表した。

 

「若者の車離れ」という言葉を耳にするが、住む地域によっては車が生活必需品になっていることや、コロナ禍で公共交通機関を避けている影響から車の需要はあがっている現状がある。そこで今回インターネット調査を行い、新成人の車事情を明らかにした。

 

調査の結果、新成人の中では、車が必要なのに乗れていない人がいることや、車に乗っていても、理想とする車に乗れていない方々もいることが判明した。またそれらの理由としては、経済的・金銭的理由が多数を占めることも明らかになった。

 

ナイルは、頭金なし・ボーナス払いなし、税金、自動車損害賠責責任保険コミコミで日本一安い(2020年3月自社調べ)月額定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営している。「マイカーの概念を変え、だれもが自由に移動を楽しむ社会を作る」ことを事業ミッションとして掲げ、今後はさらに与信の枠を広げて、車をあきらめる人がいなくなる、車を持てることが当たり前になるようなビジネスに発展させていく予定だという。

 

 

■調査概要
– 調査対象:東京を除く全国の新成人の男女1,263人
– 調査期間:2020年12月13日~12月25日
– 調査内容:Q1. 車は生活に必要ですか?/Q2. (Q1で「必要」と回答した方)自家用車を持っていますか?/Q3. (Q2で「持っていない」と回答した方)車が必要なのになぜ持っていないのですか?/Q4. (Q2で「(持っていない」と回答した方)移動手段は何ですか?/Q5. (Q2で「持っている」と回答した方)理想の車に乗れていますか?/Q6. (Q2で「持っている」と回答した方)理想の車の条件は何ですか?/Q7. (Q5で「乗れていない」と回答した方)なぜ理想の車に乗れていないのですか?

 

 

■調査結果詳細

 

「必要」:62.2% 657人
「必要ではない」:37.8% 399人

 

東京を除く全国の新成人の男女1,263人に対して、生活に車が必要かどうかを聞いたところ、1,056人から有効回答があり、「必要」との回答が62.2%の657人、「必要ではない」との回答が37.8%の399人という結果になった。

 

 

「持っている」:67.0% 440人
「持っていない」:33.0% 217人

 

Q1で「必要」と回答した方657人に自家用車を持っているかどうかを聞いたところ、67.0%は「持っている」と回答し、33.0%は「持っていない」と回答した。これにより、生活に車が必要なのに持っていない方も一定数いるということが判明した。

 

 


「経済的・金銭的理由」:52.1%
「免許がないから」:26.3%
「学生だから」:6.6%
「家族・知人の車があるから」:4.8%
「その他」:10.2%

 

Q2で「(自家用車を)持っていない」と回答した人に、生活に車が必要なのになぜ車を持っていないのかを聞いたところ、「お金がなく購入できない」「自分の車を買えるほどの経済力がない」など購入費用についての理由や「維持費がかかるから」「保険の費用がかかるから」など維持費についての理由といった「経済的・金銭的理由」が52.1%と大きな割合を占める結果となった。続いて、「免許がないから」や「学生だから」という回答があり、「その他」の中には、「これから買う予定」「免許取得中」「駐車場がない」「貯金したい」などの回答があった。

 

 


「自転車」:35.4%
「徒歩」:22.3%
「電車」:20.0%
「バス」:12.0%
「バイク」:2.3%
「その他」:8.0%

 

Q2で「(自家用車を)持っていない」と回答した人に、移動手段は何かを聞いたところ、「自転車」が35.4%、「徒歩」が22.3%、「電車」が20.0%と続き、「その他」には、「親の車」「家族の車」「借りている車」などの回答があった。

 

 


「乗れている」:55.9%
「乗れていない」:44.1%

 

Q2で「(自家用車を)持っている」と回答した人に、理想の車に乗れているかどうかを聞いたところ、半数以上の55.9%が「乗れている」と回答した。一方で「乗れていない」という人も44.1%いることが判明した。

 

 


「お金がかからない」:20.4%
「運転がしやすい」:19.8%
「デザイン・色味が良い」:17.5%
「固有の車種・型」:12.6%
「車内が広い」:6.9%
「安心安全性能」:5.7%
「その他」:17.1%

 

Q2で「(自家用車を)持っている」と回答した人に理想の車の条件を聞いたところ、「維持費がかからない」「燃費がいい」などの「お金がかからない」という回答が20.4%で最多とななり、次に「運転がしやすい」、「デザイン・色見が良い」が続いた。「固有の車種・型」の12.6%の中には、「SUV車」「スーパーカー」「外車」などの回答があり、「その他」の中には、「内装を自分でカスタマイズできる車」「パワーがある。エンジン音がいい」「音が静か」などの回答があった。

 

 


「経済的・金銭的理由」:64.2%
「家族の車だから」:12.5%
「免許がないから」:7.5%
「その他」:15.8%

 

Q5で「(理想の車に)乗れていない」と回答した人に、なぜ理想の車に乗れていないのかを聞いたところ、64.2%という高い割合で「経済的・金銭的理由」という理由があがった。「その他」の中には、「理想の車に出会えていないから」「もらった車だから」「貯金するため」などの回答があった。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。