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2022年8月4日【社会インフラ】

ニチコン、EV&PHV用100kW/50kW出力の急速充電器を新発売

NEXT MOBILITY編集部

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写真左:100kW(NQD-UCX04P)。写真右:50kW(NQC-TC504P)。

ニチコンは8月4日、100kW出力(2口)と50kW出力(1口)の電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド(PHV)用の急速充電器の新製品を、9月に発売すると発表した。

 

ニチコン・ロゴ

小型・軽量、省着床面積が特徴の新製品は、新規格の“CHAdeMO 2.0.1”認証の取得に加え、OCPP通信プロトコルを搭載し、最新の通信・課金システムにも対応。現在同社が生産・販売する10kW/25kW/35kW/50kW、4タイプの出力の急速充電器に、この新製品を加えることで、昨年12月設置の初号機の200kWマルチ(6口)急速充電器とも合わせて、大出力急速充電器の製品ラインアップが一揃いすると云う。

 

ニチコンは、200kWマルチ(6口)/100kW出力(2口)/50kW 出力(1口)の多様なラインアップで、充電渋滞削減と共に、今後のEVやPHVの普及に欠かすことのできない充電インフラの普及拡大に貢献していきたいとしている。

 

※タイトル写真左:100kW(NQD-UCX04P)/右:50kW(NQC-TC504P)。

 

 

[製品概要・特長]

 

■両モデル共通

 

・最新の CHAdeMO(Rev2.0.1)認証取得。
・7型カラー表示ディスプレイを搭載し高いユーザビリティを実現。
・標準モデルで塩害対応仕様を実現、重塩害対応仕様もラインアップ。
・ニチコンから遠隔状態監視を行い障害発生時には速やかな対応が可能(保守プラン加入時)。
・OCPP通信プロトコルを搭載。“e-Mobility Power”の課金サービス利用に対応。
・万が一の電源部故障時は縮退運転(出力を低減して充電)が可能。

 

■100kWモデル

 

・最大出力 100kW を最適に制御し2台同時充電、1口最大90kW充電。
・軽量なブーストケーブル採用により最大90kW出力でも楽に取り回し操作が可能。
・2口夫々独立した操作パネルと表示ディスプレイを搭載し、2口同時操作が可能。
・同出力で最小クラスの薄型、着床面積(0.28㎡)。

 

<主な仕様>

 

 

[会社概要]

 

– 会社名:ニチコン株式会社
– 所在地:京都市中京区烏丸通御池上る
– 代表者:代表取締役会長 武田 一平
– 設立年月日:1950年8月1日
– 資本金:14,286百万円(2022年3月31日現在)
– 従業員数:5,587名(2022年3月31日現在連結)
– 事業内容:

アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、小形リチウムイオン二次電池、 正特性サーミスタ“ポジアール”、家庭用蓄電システム、V2Hシステム、EV・PHV 用急速充電器、公共・産業用蓄電システム、 スイッチング電源、機能モジュール、医療用加速器電源、学術研究用加速器電源、瞬低・停電補償装置など。

– 売上高:142,198百万円(2022年3月期連結)

 

 

■ニチコン:https://www.nichicon.co.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。