NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本は10月6日、長大橋梁及びトンネルについて、2021年6月8日の「高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会(第5回)」を踏まえ、センターパイプ、センターブロックを試行的に設置することを決定し、以下の6ヵ所において、試行設置を開始することを発表した。
3社では、重大事故につながりやすい暫定2車線区間での高速道路の正面衝突事故防止対策として、ラバーポールに代えて区画柵の設置、検証を行っている。
また、2018年6月15日に国土交通省が公表した「暫定二車線の高速道路のワイヤロープ設置方針について」及び2020年3月31日に公表した「暫定2車線の高速道路における新たなワイヤロープ設置方針について」を通じ、土工部、中小橋梁については、ワイヤロープを本格設置しており、2022年度内の概成を目指している。
■区画柵試行設置箇所
■区画柵とは
以下の技術的性能が確認された技術であり、「道路上の柵又は駒止め」の一つとして、建築限界内において設置可能。
・高速道路の暫定2車線区間に限っては、「防護柵」に準じた安全性が確保される
・車両の安全かつ、円滑な通行の確保に資するものであり通行の障害とならない