西日本高速道路(NEXCO西日本)は、10月14日、平成30年4月1日からの近畿圏の高速道路の通行料金を、一部、現金とETCの両方で、重複請求していたと発表した。
料金の重複請求があったのは、E26 近畿自動車道、E26 阪和自動車道、E25 西名阪自動車道、E91 南阪奈道路及び E90 堺泉北道路。
今回、10月1日以降の走行については、請求の重複が発生しないよう、システムの改修を行う。また、4月1日から9月30日までの走行については、返金手続を進めるとしている。
NEXCO西日本では、引き続き、本線料金所を現金で通過した場合に、出口ETCフリーフローアンテナでETC料金を案内しないよう、更なるシステム改修に着手。
また、現金払いの場合には、ETCカードを挿入しないよう、 ETCで利用する場合には、入口から出口までETC走行をするよう、利用者への協力を呼び掛けている。
[事案の概要]
近畿圏の高速道路(E26 近畿道、E26 阪和道、E25 西名阪道、E91 南阪奈道路及び E90 堺泉北道路)において、ETC車載器にETCカードを挿入したまま、入口ETCフリーフローアンテナで通信し、途中の本線料金所の一般レーンで現金で支払い、出口でETC無線走行した場合に、現金収受とETC収受の重複請求が行われていた。
[10月1日以降の走行についての対応]
10月1日以降の走行については、請求の重複が発生しないようシステムの改修を行う。
なお、ETCカードを挿入したまま、出口ETCフリーフローアンテナを走行した場合、当分の間、ETC料金が案内されるが、改善のための更なるシステム改修に着手する。また、請求の重複が発生しないようにする。
NEXCO西日本では、現金払いの場合にはETCカードを挿入しないよう、逆に、ETCで利用する場合には入口から出口までETCカードを挿入し、ETC走行するよう協力を呼び掛けている。
また、複数の料金所通過時に、一方を現金で支払い、もう一方をETC無線通行する等の走行については、処理に時間を要するため、クレジットカード会社の締日によっては、一旦請求を行い、翌月に返金となる場合があるとしている。
[4月1日から9月30日までの間の走行についての対応]
重複対象となる走行への返金手続きを進める(申し出は不要)。
なお、返金等については、順次カード会社等を通じて返金。返金までは、時間がかかる場合があるとしている。
[問い合わせ先]
NEXCO西日本では、同件に関する問い合わせを以下のフリーダイヤルで受け付けている。
近畿圏四路線料金専用ダイヤル:0120-337303 (年中無休・24時間)