東日本高速道路は8月2日、事業構想大学院大学と、「人材育成と地域活性化に係る相互協力に関する基本協定」を締結し、2022年4月に「仙台 事業構想大学院」を共同開設すると発表した。
NEXCO東日本は、「地域社会の発展と暮らしの向上を支える」をグループ経営理念に、「つなぐ価値を創造し、地域の発展に貢献すること」をグループ経営ビジョンに掲げており、本年度から中期経営計画で「SDGsの達成に貢献し、新たな未来社会に向け変革していく期間」と位置付け、地域社会の活性化や人材育成を強化する方針を掲げている。東北地方においては、東日本大震災からの復興支援を通じた地域社会との結びつきが強く、少子高齢化と過疎化の進行が深刻な課題と認識している。
一方で、事業構想と構想計画を実践研究する事業構想大学院大学は、事業構想家の輩出を通じて企業、地域、そして社会の変革を担う人材育成を掲げており、双方の理念・目的が合致し、共に人材活性化と新事業創出を目的として基本協定の締結に至った。そこで宮城県を拠点に、双方が保有する知識、経験、人材等を総合的に活用し、事業構想の実践を志す人材の育成を通じて地域の活性化に貢献していくとしている。