東日本高速道路(NEXCO東日本)東北支社は11月10日、北上管理事務所の敷地内で、今年度の雪氷対策作業の安全祈願祭と車両出動式を、10月20日に催行したと発表した。
式典には、同事務所やグループ会社、岩手県警察の関係者に加えて地元幼稚園の園児なども参加、冬季高速道路の交通と雪氷対策作業の安全を祈願した。
東日本高速道路(NEXCO東日本)東北支社管内では、毎年11月から翌年の4月末までの間、凍結や降雪によるスリップ事故や通行止めを防ぐため、24時間体制で除雪作業や凍結防止剤散布作業にあたっている。
令和3年10月20日(水)、東北支社北上管理事務所は、冬季高速道路の交通と雪氷対策作業の安全を祈願して、グループ会社10社、岩手県警察本部高速道路交通警察隊北上分駐隊などの関係機関、地元のやさか幼稚園から約90名が参加の下、雪氷対策作業の安全祈願祭と車両出動式を行った。
安全祈願祭では、除雪車、薬剤散布車や標識車などの作業車両が並ぶ前で、43名の園児たちが元気に演舞を披露。また、作業車両を清めたり、各機関の代表者が玉串を奉納するなどの神事も行われた。
出動式では、東北道一関インターチェンジ(IC)―花巻IC間、秋田道北上ジャンクション(JCT)―湯田IC間、釜石道花巻JCT―東和IC間の計103キロ区間を管轄する北上管理事務所の小野寺所長が、「国道107号の通行止めで秋田道は代替路となっており、交通確保が地域社会から求められている。高速道路の安全・安心を守る使命を胸に自信と誇りを持って取り組んでほしい」と、雪氷対策の作業員たちを激励した。
NEXCO東日本は、まもなく訪れる降雪シーズンの安全確保の準備を進め、24時間体制で一丸となり除雪作業などを行っていくとしている。
※タイトル写真:やさか幼稚園園児が、谷地鬼剣舞保存会の指導を受けて練習した「やさか子ども鬼剣舞」を披露。