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2024年8月8日【MaaS】

ニューモ、ライドシェアドライバー向けカーリースを開始

坂上 賢治

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ライドシェア事業ベンチャーの「newmo( ニューモ )」は8月7日、FinTech事業を担う新たな子会社「ライドシェアリース」の設立を宣言。今秋から新会社を介してライドシェアドライバー向けのカーリース事業を始動させる。

 

そもそもnewmo自体が設立されたのは今年の1月4日。CEOの青柳直樹氏は2002年・慶應義塾大学総合政策学部卒業。ドイツ証券投資銀行部門での勤務を経て2006年グリーに入社。 グリーでは米国法人CEO、事業本部長を歴任。 2017年11月からメルペイ代表取締役、2022年1月にメルカリ上級執行役員SVP of Japan Regionに就任。

 

2023年6月からMarketplace CEOとしてメルカリ日本事業を統括。2023年12月にメルカリを退職し、年明け早々の2024年1月に〝利用者視点に立ったサステナブルな地域交通の実現〟を目指してnewmoを創業した。

 

 

青柳氏は、そうした想いを休ませることなく5月末から、関西万博の開幕まで1年を切った大阪でライドシェアドライバーの募集を開始。現在までに、数千人のライドシェアドライバー志望者からの応募を受け付け、事業説明会を実施してきた。

 

 

ちなみに、この説明会の際、参加者へアンケートを実施したところ、志望者の約3割がライドシェアに利用する車両の貸与(リース)を希望していることが判ったという。

 

そこでnewmoでは、自身の車を保有していないライドシェアドライバーや、事業用車両の貸与を希望するライドシェアドライバーへ対して車両を提供するべく、「ライドシェアリース」のサービスを提供する。

 

ライドシェアリースのサービス概要は以下通り

 

 

1.初期費用0円でライドシェアドライバーに
車両の購入に必要な頭金や保険代など一切かけず、初期費用0円でライドシェアドライバーとして働くことができる。

 

2.車検・保険・税金・整備費用全てコミコミの定額月額
ライドシェアリース代には、車両代に加え維持に必要な車検や保険、税金、オイル交換などの整備費用込みの定額プランも用意される。(但し新車のみ)

 

3.スタイルに合わせて選べる様々な車種ラインナップ
ドライバーのライドシェアスタイルや好みに合わせて、様々な車種から車を選ぶことができる。(軽自動車を除く)

 

ライドシェアリース サービス概要
今後、ドライバーに応募した対象者に順次案内を開始。今秋からサービスの提供を開始する。案内を希望する対象者は以下のページよりドライバーとして登録されたい。※現在の事業区画は大阪エリアのみが対象となっている。

https://newmo.me/services/ridesharelease

 

更にライドシェアリースでは今後、タクシー・ライドシェア×FinTechの事業領域に於けるサービス展開を目指すという。同車は、それに伴い、以下の人材募集も開始した。

 

【FinTech領域】プロダクトマネージャー(PdM)
https://hrmos.co/pages/newmo/jobs/0010023

 

【FinTech領域】ソフトウェアエンジニア -バックエンド-
https://hrmos.co/pages/newmo/jobs/0010022

 

Fintechオペレーションマネージャー(フリートマネジメント)
https://hrmos.co/pages/newmo/jobs/0020015

 

Fintechオペレーションマネージャー(契約領域)
https://hrmos.co/pages/newmo/jobs/0020016

 

————————————

 

会社概要
会社名:株式会社ライドシェアリース
所在地:東京都港区虎ノ門3丁目5番1号 虎ノ門37森ビル 13階
設立日:2024年3月
資本金:6,000万円(資本準備金含む)
代表者:青柳直樹
役員:
取締役 武藤健太郎
取締役 曾川景介
取締役 松本龍祐
事業内容:ライドシェア車両のリース事業

 

————————————

 

会社名:newmo株式会社
所在地:東京都港区虎ノ門3丁目5番1号 虎ノ門37森ビル 13階
設立日:2024年1月4日
資本金:16.65億円(2024年2月末)
代表者:青柳 直樹
事業概要:タクシー・ライドシェアサービスの運営
WEBサイト:https://newmo.me/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。